長いあいだ同じ家に住んでいると、増改築に修理、改装などが気になってきませんか?
トイレやバスルームの改良やシステムキッチンなんかもいいな…なんて夢がふくらんでくるのではないでしょうか?
以前からのこのサイトの読者様なら、自宅の不便さや不具合にリフォームの必要性を感じ、検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
リフォームを考えると、その費用をローンで支払うことはできるのかな?という疑問を頂く方もいるかもしれませんね。
もちろん、リフォームでもローンを組むことはできます。
その場合、どのような手続きが必要になるの?面倒だなと感じる読者様に、リフォームローンの審査に必要なものと審査の流れをご紹介します!
■目次
リフォームした時に使えるローンとは?
リフォームの時に使えるローンの商品は主に2つあります。
- 住宅ローン
- リフォームローン
「住宅ローン」は、家を購入するときに利用するイメージが多いかも知れませんが、リフォームの費用にも利用できるローンがある金融機関も多いです。
大型のリフォームやがっつりリノベーションしたい!!という方には、こちらの方が金利も低いので、お得です。
一方、「リフォームローン」はリフォームのための費用を借りるローンです。
借入上限額は減ってしまいますが、手続きは住宅ローンよりも簡単で、有担保と無担保のどちらかを選択することができます。
今回は、リフォームで住宅ローンを使用する場合ではなく、このリフォームローンのみに焦点を当てていきましょう。
リフォームローンの種類、流れを掴んで、理想のリフォームに合うローンはどれなのか、一緒に考えていきましょう。
リフォームローンに種類がある?
金融機関によって名称や細かいことは変わってきますが、リフォームのローンには「担保型(有担保型)」と「無担保型」の2つに分けることができます。
この2つは、審査に必要な準備物やローンの内容が大きく異なります。
読者様のリフォームにかかる費用と相談しながら、どちらの利用が良いのかを決めていきましょう。
有担保型のローン
有担保型とは文字通り、ローンを借りるのに担保を必要とするローンです。
だいたいリフォームをする家自体が担保とされることが一般的です。
まず、このローン最大のメリットは無担保型に比べ金利が低いことです。
ほかにも、返済期間が1年~35年と長く、借り入れられる上限金額が5000万~1億円と多いので、大規模修繕を考える方に向いています。
しかし万が一、ローンの返済ができなくなった場合は担保を失うことになるので注意が必要です。
また、担保を設定するにはその分の手間が増え、手続きにも時間がかかり、保証料や手数料といった費用も必要になります。
審査にかかる時間が長くなるのも有担保型のデメリットです。
- 金利が低い
- 返済期間が長い
- 借入金額の上限が大きい
- 返済できない場合に担保を失う
- 事前の準備物が多く費用もかかる
- 審査に時間画家かかる
無担保型のローン
無担保型のローンは、ローンを組むのに担保がいらないということですね。
万が一ローンの返済ができなくなっても、担保を失うことがありません。
また、抵当権設定費用などの諸費用が不要で、審査にかかる手続きが少なく簡単です。借入れまでの時間も短いのもメリットです。
しかし、金利が高くて返済期間が1~15年と短いものが多く、借り入れられる金額も上限が500万円と有担保型に比べると少なくなるのがデメリットです。
住宅ローンを返済中でも利用できるというのも大きな特徴になります。
- 担保が不要
- 手続きが簡単で、短時間ですむ
- 手続きにかかる費用を押さえられる
- 金利が高い
- 返済期間が短い
- 借入金額の上限が低い
金利が高くて返済期間が短いということは、家計に占めるローンの割合が多くなってしまい、家計を圧迫することが考えられますので、注意してくださいね。
リフォームの費用といっても、小規模のものは50万円以下でできるものもありますし、大規模なものになると1,000万円を超えるほどの劇的なビフォーアフターが実現するものまであります。
まずは、自分のやろうとしているリフォームにいくら必要なのかを明らかにし、どちらのローンが合うのかをきちんと見極めることが大切です。
リフォームローンの審査の流れを解説
基本的には住宅ローンの審査と流れは変わりません。
リフォームローンには「仮審査」と「本審査」の2つがあり、仮審査は本審査を受ける前に、インターネットなどで必要な情報を入力して申し込みます。
もしくは、リフォーム業者を通して、審査、契約を行う場合もあります。
その場合でも、今はインターネットを使った申込が多いかもしれませんね。
基本的には仮審査の段階では、とくに事前に準備するというものはありません。
しかし、リフォーム費用に関する入力項目がありますので、事前にリフォーム会社から見積もりをもらっておく必要があります。
- 金融機関に仮審査の申し込み
ネット・郵送・FAXなどで仮審査申込み手続き
↓
- 仮審査
↓
- 仮審査結果の連絡
一般的には1~3営業日以内に回答がきます。
↓
- 本審査申込
金融機関が指定する必要書類をそろえ、郵送や窓口にて正式な申し込み手続きを行います。
↓
- 本審査
↓
- 融資
リフォームローンの審査に必要な書類はこれ!
それでは、リフォームローンを組むときに必要になる書類を、有担保型、無担保型に分けて説明していきます。
ここで紹介するのは一般的なもので、金融機関によって必要書類が変わることもありますので、事前に確認してから準備をするようにしてください。
有担保ローンの準備物
書類をもらう場所 | 書 類 |
金融機関 |
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職 場 |
※個人事業主の場合、所得証明書、納税証明書、住民税決定通知書のいずれか |
法務局 |
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役 所 |
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施工会社 |
|
所有するもの |
|
無担保ローンの準備物
書類をもらう場所 | 書 類 |
金融機関 |
|
職 場 |
|
施工会社 |
|
所有するもの |
|
無担保型は必要な書類が半分くらいで済むので、そこから見ても審査の厳しさが違うことがわかりますね。
リフォームローンとは?審査の流れと審査に必要となる書類についてのまとめ
今回はリフォームローンの審査の流れや準備物についてお話しました。
基本的には住宅ローンの審査と変わりはありませんが、住宅ローン審査よりも短くなる傾向が多いかと思います。
しかし、ローンの種類によって審査内容も変わりますので、しっかりと自分の借入金額を把握し、有担保か無担保かを見定める必要があるでしょう。
- 金利が低い
- 返済期間が長い(1~35年)
- 大規模修繕にむいている(借入上限額1億円)
- 審査や手続きが簡単
- 担保が必要ない
- 住宅ローン利用中でも新たに利用できる
- 金融機関に仮審査の申し込み
ネット・郵送・FAXなどで仮審査申込み手続き
↓
- 仮審査
↓
- 仮審査結果の連絡
一般的には1~3営業日以内に回答がきます。
↓
- 本審査申込
金融機関が指定する必要書類をそろえ、郵送や窓口にて正式な申し込み手続きを行います。
↓
- 本審査
↓
- 融資
有担保型のローンは無担保型に比べ準備物が多くなり、それに伴う費用も時間もかかります。
余裕をもって準備、審査に臨めるようにしましょう!
住宅のリフォームのカタチのは人それぞれ違ってきます。
自分にとって必要なものをピックアップして、最適なローンを選びましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「住宅ローン+リフォーム費用」として、住宅ローンを利用することもできるんですよ。