住宅ローン借り換えのタイミングはこの5つ!後悔しないのはいつ?

 

10年前に比べて現在は住宅ローンの金利がどんどん下がってきていますね。

そんな今こそ、借り換えのチャンス!気になっている読者様も多いことでしょう。

 

でも、住宅ローンの借り換えを検討し始めたら

 

「もう少し待っていたらもっと金利が下がるかもしれない」

「優遇期間が終わる時に借り換えるタイミングを合わせたほうがいいのかな」

 

なんて、住宅ローンを借り換えるタイミングはいつがいいかわからなくなりますよね?

 

今後の金利がどのような動向をたどるかは誰にもわかりません。

でも、明らかにメリットがあるのであれば、早めに行動を起こしましょう。

 

そのために、今回は住宅ローンの借り換えを検討する5つのタイミングについて解説します。

合わせてその時の注意点もお伝えしますので、是非ご参考にしてみてくださいね。

 

住宅ローン借り換えのタイミングについて説明する前に

 

ゆいか
まずは住宅ローンの借り換えの基本を簡単におさらいするわよ!

 

住宅ローンの借り換えとは?

住宅ローンの借り換えでは、まず新しく借り入れをする金融機関から借りたお金で、現在借りている銀行へローンを全額返済します。

そして、今後は新しい金融機関へ返済をしていくという仕組みです。

 

ゆいか
ここで大切なポイントは、新しい金融機関とローン契約を結ぶので、保証料や諸費用がかかるということ

 

諸費用は借りる金額や金融機関によって異なりますが、おおよそ30~80万円くらいになります。

住宅ローンの借り換えにメリットがあるかどうかを検討する際には、諸費用も計算に入れることを忘れないでくださいね。

 

住宅ローンの借り換えについておさらいしたい方はこちらの記事もどうぞ。

住宅ローンの借り替えの流れを知りたい!!事前に読めば安心確実!

2020年3月5日

 

住宅ローンの金利タイプ

住宅ローンの総返済額は元本と利息を合わせたものになります。

利息はローンを借りている間のレンタル料のようなもので、その利息が元本の何%になるかを決めているのが金利です。

 

住宅ローンの金利のタイプは、3つあります。

  • 固定金利(全期間固定金利)

返済開始から完済するまで金利も返済額も変わらない金利タイプです。

 

  • 変動金利

半年ごとに金利の見直しがあり、返済額もそれに合わせて変わる金利タイプです。

 

  • 固定金利選択型

初めの一定期間は固定金利、その後は変動金利になる金利タイプです。固定金利期間は3年・5年・10年などから選ぶことができます。

 

金利についてもっと詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

住宅ローン金利は変動か固定かどっちにする?後悔しない選び方!

2020年3月12日

 

住宅ローンを借り換えるタイミング5つ!

 

ゆいか
ここからは本題の住宅ローン借り換えのタイミングについて話していくわね。

住宅ローンの借り換えを検討した方が良いタイミングは5つあるわ。

 

住宅ローン借り換えの5つのタイミング
  • 金利が下がってきているとき
  • 金利が上昇しそうなとき
  • 固定金利選択型の固定金利期間が終了するとき
  • 転職や収入減の前
  • 返済計画が変わったとき

 

一つずつ説明していきます。

 

金利が下がってきているとき

まず、住宅ローンを借り換える1つ目のタイミングは金利が下がってきているとき

総返済額を減らすためにも、毎月の返済額を減らすためにも、なるべく金利は低く抑えたいところですよね。

 

一般的に住宅ローンの借り換えをしてメリットが出ると言われている目安はこれ。

 

住宅ローン借り換えの目安
  • 金利が今借りているローンよりも、1%以上下がっている
  • 返済期間が10年以上残っている
  • ローン残高が1000万円以上ある

 

金利については、現在の住宅ローンの金利と借り換え後の住宅ローンの金利差が1%以上あれば、借り換えを検討した方がお得なようです。

借り換え前と後が同じ金利タイプであれば、金利差0.3%でもメリットがあります。

 

残りの返済年数が短かったり、ローン残高が少なかったりする場合は借り換える手間だけかかって、諸費用以上のメリットを得られないことが多いようです。

 

例えば、ローン残高2,000万円・残りの返済年数20年のローン・全期間固定金利3.0%の住宅ローンを、新しく全期間固定金利2.0%の金利で借り換える場合の返済額の違いはこちら。

  毎月の返済額 総返済額
借り換え前3.0% 110,919円 26,620,567円
借り換え後2.0% 101,176円 24,282,300円
差額 9,743円 2,338,267円

(住宅保証機構株式会社のシミュレーションを利用。諸費用は別途かかります。)

 

ゆいか

毎月約1万円、総返済額230万円以上安くなるのね。

住宅ローンは金額が大きいだけに、金利1%の差が大きいのね。

 

 

目安に当てはまる場合は、是非各ローンサイトにて、シミュレーションをしてみてくださいね。

メリットがある場合が多いですよ。その際に諸費用についても忘れずに計算に入れてくださいね。

 

住宅ローンの借り換えを行ったほとんどの方は「早めに行動する方が良い」と考えたそうですよ。

こちらは実際に借り換えを行った人の体験談になりますので、ぜひご覧くださいね。

 

住宅ローンの借り換え体験談を聞いてみた!【奮闘記】その1

2020年4月8日

 

今後の正確な金利動向は誰にもわかりません。

このまま下がるかもしれませんが、もしかしたら上がってしまうかもしれません。

 

また金利がもっと下がるのを待っている間は、現在の返済額のままです。

残りの返済年数やローン残高は多いほどメリットが出やすいので、待っている間にメリットが失われてしまうこともあります。

 

シミュレーションでメリットがあることがわかった時が借り換えのチャンスですよ。

 

金利が上昇しそうなとき

これは現在変動金利で借りている方が、金利が上がりそうだと予測した場合です。

変動金利は金利が上昇した時に返済額が増えてしまうリスクがあるため、それを避けるために固定金利へ借り換えを行います。

 

金利の仕組みの違いにより変動金利より固定金利の方が先に金利が上がり始めます。

変動金利が上がり始めてから借り換えを行うのでは遅いです。

 

残りの返済年数が長い場合やローン残高が多い場合は金利の低い今のうちに検討しておいた方が良いですよ。

 

ゆいか
常に世の中をネットでリサーチ!!親しい金融機関などがあるのであれば、直接聞いてみるのもいいかもしれません。

 

ただし、固定金利は変動金利より金利の設定が高めなので、毎月の返済額が現在より増えてしまうことがほとんど。

毎月の返済に負担がかからないか、良く考えることが大切です。

 

固定金利期間が終了するとき

全期間固定でない限りは、固定金利には金利優遇期間があるのが一般的ですね。

固定金利選択型では、はじめの固定金利期間は優遇率が高く金利が低めですが、固定金利期間が終了すると金利の優遇率がぐっと小さくなり返済額が増えてしまう場合が多いです。

 

そこで固定金利期間が終了して返済額が増えてしまう前に、借り換えを検討するのも良いタイミングです。

 

ゆいか
この場合、借り換えるのはいつがいいのかしら?固定金利期間の終わる前?後?審査に時間もかかるし、金利はもっと下がるかもしれないし・・・。

 

ここでも考え方は一緒です。

住宅ローンの借り換えは「メリットがあるとわかったら早めに行動」です。

 

固定金利期間が終わる時期に関わらず、メリットがあると気がついた時に借り換えるのがいいでしょう。

 

借り換えをすることが決まっているのなら、優遇期間が終了するのを待っている間に、借り換えのメリットが減ってしまってはもったいないですよ。

 

転職・収入減の前

ここまでは金利に影響を受けた借り換えのタイミングについて話してきましたが、それ以外にも自身の状況が変わる前は要注意です。

 

例えば、転職の前や収入が減ってしまいそうなときは住宅ローンの借り換えを検討するタイミングです。

どうしてかというと、勤続年数や収入は住宅ローンを借り換える際の重要な審査項目だからです。

 

住宅ローンの審査では勤続年数3年以上であることが求められ、転職は審査に不利に働くことが多いです。

転職によって、収入が減ってしまう場合もありますね。

 

収入は200万円~400万円を基準にしている場合が多いようです。年収が多い方が借りられる金額も多くなる傾向にあります。

 

ゆいか
審査で不利になってしまう前に、借り換えを検討しましょう。

 

住宅ローンの審査についてはこちらで詳しくお話しています。

住宅ローンの審査基準とは?重要な7つのチェックポイント

2020年3月6日

 

さらに、借り換えの際には団体信用保険も新しく加入し直すことが必要ですが、健康状態に問題があると加入できない場合があります。

健康なうちに見直しておきましょう。

 

団体信用保険とは?
住宅ローン専用の保険で、返済中に万が一のことがあった場合に保険会社が返済をしてくれる保険のことです。ほとんどの住宅ローンで加入が義務化されています。

 

団体信用生命保険については、こちらでも詳しくお話をしていますよ。ぜひどうぞ。

団体信用生命保険とは?補償内容の解説と注意すべき5つのポイント

2020年4月9日

 

返済計画が変わったとき

住宅ローンの返済期間は長いです。その間には、当初の計画が変わってくることだってありますよね。

 

例えば、以下のような場合です。

  • 返済が苦しい
  • リフォームの資金を借りる

 

返済の途中で支出が増えてしまって返済が苦しい場合には、借り換えで返済期間を延ばすことによって毎月の返済額を減らすことができます。

また、外壁・屋根の塗装や二世帯住宅へのリフォームなど、住宅ローンを返済している途中でもリフォームは必要です。

 

住宅ローンとリフォームのローンをまとめてしまえば月々の返済額も減りますし、管理をするのも簡単になりますね。

 

リフォームなのに住宅ローン?とお思いの読者様はこちら。

リフォームローンと住宅ローンの違いは?特徴とメリット・デメリット

2020年3月22日

 

このように当初の返済計画が変わったときは、住宅ローンの借り換えを検討するタイミングですよ。

 

住宅ローン借り換えるタイミングの注意点

 

ゆいか
メリットも大きいんだけど、注意しないといけないこともあるから説明していくね。

 

住宅ローンの借り換えには諸費用がかかります

今までもお話しましたが、借り換えを行うときにも諸費用がかかります。金融機関にもよりますが、だいたいの目安は30~80万円

 

住宅ローン借り換えを検討する際には、諸費用を差し引いてもメリットがあるかで判断してくださいね。

 

金利タイプを変更するときの注意点

現在と違う金利タイプで借り換える場合は気をつけていただきたいことがあります。

 

特に固定金利から変動金利にする場合

変動金利は元々固定金利よりも低く設定されているためメリットが大きく感じられるかもしれません。

 

ですが、金利上昇のリスクを伴うので注意が必要です。

万が一、金利が上昇した場合には繰上返済などで対策をとれるよう準備しておくと安心ですよ。

 

また、固定金利選択型に借り換えようとしている場合。

固定金利期間が終了して金利が上がる時期にお子さんの教育費が増えるということはありませんか?

 

支出の増える時期が重ならないよう気をつけましょう。

 

住宅ローンを借り換えるタイミング5つ!のまとめ

 

最後に住宅ローンを借り換えるタイミング5つをまとめてみました。

 

住宅ローンを借り換えるタイミング
  • 金利が下がってきているとき
  • 金利が上がりそうなとき
  • 固定金利選択型の固定金利期間が終了するとき
  • 転職や収入が減る前
  • 当初の返済計画が変わったとき

 

住宅ローンは完済まで20年~35年と長い付き合いになります。その間には金利もご自身の生活状況も変わります。

 

ですから、住宅ローン借り換えの5つのタイミングで住宅ローンを見直してみることをおすすめします。

 

そして、メリットがあるとわかったら早めに行動してくださいね

 

この記事を読んでくださった読者様がベストなタイミングで住宅ローンの借り換えをしていただけたら嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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