住宅ローンの借り換えを検討していますか?
どうにも本当にお得になるかわからず、しり込みしてしまうでしょう。
その中でも、やはり借り換えにかかる手数料はどれくらいになるのか、心配になりますよね。
もちろん、借り換えるには手数料が必ず発生するので、そこはしっかり把握しておかないといけません。
でも、やはり手数料がかかったとしても、住宅ローンを借り換えを行うことで月々の返済額を減らすことができるんです!!
この記事では、借り換え手数料がどれくらいかかるのかについてお話していきたいと思います。
しっかりと借り換え手数料を把握し、月々の支払額を減らせる努力をしていきましょう!!
■目次
住宅ローン借り換えには手数料が発生する!!
住宅ローンをお得に借り換えたいところですが、借り換えには初期費用として手数料が発生します。
そして、その相場はだいたい30~80万ほどかかると言われています。
主に以下が、借り換えに必要な手数料の内訳となります。
- 印紙税
- 保証料
- 事務手数料
- 抵当権設定費用
- 抵当権抹消費用
この5つが借り換えに発生する費用になります。
それでは、順番に解説していきます。
印紙税
印紙税は「金銭消費貸借契約書」を交わすときに必要な税金になり、借入金額によって料金が変わります。
100万円超~500万円以下 | 2,000円 |
500万円超~1,000万円以下 | 10,000円 |
1,000万円超~5,000万円以下 | 20,000円 |
5,000万円超~1億円以下 | 60,000円 |
ところで、ネット銀行では多いのですが、電子契約書というものがあるのを知っていますか?
手続きを電子上で行い、完結することができる便利な契約書なんです!!
印紙税は書面の契約書に張り付けるものです。
、、、という事は、電子契約の場合は印紙税がかからないという事になりますね!!
電子契約書を利用している銀行もありますので、銀行に相談される際は確認してみてくださいね。
住宅ローン借り換えにかかる保証料と事務手数料
次に保証料と事務手数料について見ていきましょう。
保証料
まずは保証料から説明していきましょう!
保証料というのは、銀行が保証会社に代位弁済をお願いする為の費用となります。
万が一住宅ローン利用者の返済が滞った時、利用者に代わって保証会社が銀行へ返済し、代位弁済した分を保証会社が利用者に直接請求をするという流れになります。
【保証料がある銀行】
保証料がある銀行→都市銀行、地方銀行、信託銀行
金利上乗せは、金利+0.2%
一括払い型は、借入額の2%
【保証料がない銀行】
保証料がない銀行→ネット銀行、各銀行のWEB専用商品
保証料がない場合、借り換え費用が抑えられるのは良い点ですが、審査が厳しいのが難点です。
また、保証料がない銀行は事務手数料が高いケースが多いです。
というわけで、次に事務手数料を見ていきましょう!
事務手数料
事務手数料というのは、銀行が住宅ローン借り替えの申込に関する契約業務で発生する作業費用となります。
都市銀行、地方銀行、信託銀行→3万円(税別)
ネット銀行、各銀行のWEB専用商品→借入額の2%
相場を見て頂いてわかる通り、ネット銀行の方が圧倒的に事務手数料が高いですね。
例えば2000万円の借り入れをした場合、都市銀行は3万円(税別)のみ。
それに比べてネット銀行は2%なので事務手数料は40万円になります。
それは保証料と関係します。
ネット銀行は保証会社を使わずに自社でローン審査を行なっている為、保証料が発生しません。
その代わり自社で全ての業務を行なっている為、業務の作業費用である事務手数料が高いという訳です。
ネット銀行は低金利サービスを提供しています。
その為、金利で利益がほとんど出ないので事務手数料を高くとる事で利益を出しています。
保証料に関してはネット銀行がお得ですが、事務手数料に関しては都市銀行がお得になります。
保証料と事務手数料はセットで考えて計算し、総合的にお得な住宅ローンを選びましょう。
その逆で、保証料が必要な銀行は事務手数料が安いのね。
まぁ、一般的にはそんなイメージなんだなぁくらいに思っておいてください。
ちなみに、こちらでは住宅ローンを借り換えるタイミングについて紹介しています。
住宅ローン借り換え手数料の抵当権設定費用と抵当権抹消費用とは
住宅ローンを借り換える銀行が変われば、抵当権を変更しなければいけません。
厳密にいえば、借り替え前の銀行の抵当権を外す為に「抵当権抹消」を行い、次に新しく借り替えをする銀行の「抵当権設定」をします。
登録免許税:不動産1個あたり1000円
司法書士への報酬:設定済み抵当権1件につき1~2万円
登録免許税:借入額の0.4%
司法書士への報酬:3~10万円
住宅ローン借り換え手数料の支払い方法
借り替え手数料の支払い方法は、銀行によって異なりますが主に3つあります。
- 一括払い
- 借り入れ時に支払わず、金利に上乗せして月払い
- 手数料分もローンで借り入れる
金利に上乗せして支払う方法は、金利が高くなる分返済額が増えます。
毎月の返済額を抑えたい場合は注意して下さい。
手数料分をローンで借り入れる方法は、残高に上乗せして借り入れるものと、住宅ローンとは別で借り入れをするものがあります。
これは銀行によって異なりますが、どちらにしてもローン残高は増えます。
しかし、残高は増えたとしても金利が低くなる事により返済額が減るのであれば、借り換えをして損はないと思います!
こちらで住宅ローンの費用相場について紹介しています。
住宅ローンを賢く借り換えよう!借り換え手数料はいくら?のまとめ
今回は、住宅ローンを借換える際の手数料に注目してみました。
総額の相場はだいたい30~80万ほどかかると言われています。
このふり幅は銀行や手数料の支払い方法の選択によって大きく変わりますので、総額で安い方法をいろんな銀行を比較して、見つけてくださいね。
- 印紙税(電子契約の場合は発生しない)
- 保証料(ネット銀行は保証料は発生しない)
- 事務手数料(ネット銀行は借入額2%、都市銀行は3万前後)
- 抵当権設定と末梢費用(司法書士により料金は異なる)
- 一括払い
- 金利に上乗せして月払い
- 手数料分をローンで借り入れる
金利に上乗せして支払う方法と、手数料をローンで借り入れて支払う方法は、ローン残高が増えて支払額が高くなる可能性もあります。
しかし支払額が減る場合が多いので、一度銀行でシュミレーションしてもらう事をオススメします!
借り換え時も手数料までしっかりと比較できるし、1回で6社も比較できるのよ!!詳しくはこちらの記事を見てね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。