固定金利に借り換えは難しい?変動金利から固定金利へのメリットは?

 

住宅ローンを借り換えるなら変動と固定どちらがいいのか悩みますよね。

現在も低金利の恩恵を受けている変動金利は、なんて言ったって金利が安いです!

この安さゆえに、多くの方は変動金利を選択するでしょうし、過去もそうした方が多いでしょう。

 

今、変動金利を借りているけれど、これから借り換えるなら固定金利が気になっている!!という方は必見です。

今回は変動金利から固定金利へ借り換えるメリットやタイミングについて追及していきます!

 

2016年に日銀がマイナス金利を導入して以来、歴史的な低金利状態ですが。

コロナの影響もあって金利も停滞はしつつも、じわじわと上がりつつあるようです。

そろそろ家計の見直し時期かもしれませんよ!

とくに住宅ローンを10年以上、返済が続いている方は借り換えのチャンスです!

 

リスク管理を行いながら、家計の負担を減らしていきましょう!!

 

固定金利に借り換えは難しい?変動金利について

住宅ローンには「固定金利」と「変動金利」があります。

2つは仕組みが全然違いますので、まずはこの2つのおさらいからしていきましょう。

 

「変動金利」とは住宅ローンを組んだ後返済期間中に半年に一度金利が見直され変動します。

市場金利に合わせ金利が上下するため組んだ当初よりも高くなったり、低くなったりします。

 

ここで、勘違いされやすいのが金利が半年ごとに見直されるといっても、半年ごとに返済額が変わることはありません。

一般的に5年ごとに返済額が変更されます。

また返済額は上限として前回の1.25%までしか上がらないというルールがあります。

 

ゆいか
とはいえ、これが金利リスクなので油断なりませんね!

 

仮に月々の返済額が5万円だった場合、金利が上昇し続けても6万2500円(上限の125%まで)となります。

ただし、金利上昇が125%を超えていた場合には次回の返済額に持ち越されるため注意が必要です。

 

変動金利は管理がしにくいという欠点があるけども・・・

では、何故多くの人が変動金利を選んでしまうのか?

ズバリ、金利が低いからです。

 

固定金利と比べた時、金利が低い分支払い額を減らすことができます。

 

ゆいか
変動金利の最大のメリットね。

 

しかも、将来さらに金利が低くなれば、支払い総額を圧縮することができます。

夫婦共働き世帯で資金に余裕がある場合は金利が上昇する前に返済を終えることもできますね。

返済額が少ない場合や繰り上げ返済できる場合には変動金利のメリットが活用できます。

 

固定金利に借り換えは難しい?固定金利について

 

次に「固定金利」について説明します。

 

固定金利はその名の通り、住宅ローンを組んだ時の金利が一定の期間固定されることです。

固定金利も2種類あり「固定金利期間選択型」と「全期間固定金利型」とに分かれます。

 

「固定金利期間選択型」は3、5、10年と期間を選択しその期間は金利が固定されます。

仮に月々の返済額が5万円として10年間期間固定型の金利だった場合、10年間は5万円のままです。

 

「全期間固定金利型」は変動金利のように金利が上昇した場合でも、最初に設定した金利が変わらないため返済額が固定されます。

 

ゆいか
金利リスク対策に備えられるのが、最大のメリット!!

 

また、月々の返済額が一定のため返済計画が立てやすいのが特長です。

ご家庭に小さいお子さんがいる場合や資金に余裕がない場合など、今後支出が増える可能性があるときは固定金利は助かります!

ただし、デメリットとして変動金利と比べるとどうしても割高に金利が設定されています。

 

今回は金利が安いイオン銀行を例にご説明しますね。

※現在は金利相場が変わっておりますので、ご注意ください。

金利プラン 金利 特長
変動金利プラン(借換え限定) 年0.47% 店頭表示利率より最大年1.90%値引き
変動金利プラン(新規借入限定) 年0.52% 店頭表示利率より最大年1.85%値引き
当初10年固定金利プラン
(借換え限定)
年0.57% 店頭表示利率より最大年1.60%値引き

当初10年固定金利プラン
(新規借入限定)

年0.62% 店頭表示利率より最大年1.60%値引き

 

表にある通り固定だと金利が高くなりますね。

 

「店頭表示利率よりの値引き」について

当初固定金利特約期間終了後より、完済までその時の店頭表示利率より割引が受けられる特典です。

 

ゆいか
自分の中で何を優先にローンを選びたいのかを、しっかり決めることが大切ね!

 

変動金利から固定金利へ借り換えるのはどう?

 

固定金利から変動金利への借り換えというのは、よく聞くかもしれませんが。

変動金利から固定金利への借り換えってどうなのでしょうか?

先ほどの話を踏まえて、お話していきます。

 

固定金利のメリットに魅力を感じている方に向いている

基本的には変動金利の方が金利は低いので、これに尽きるでしょう。

  • 金利リスクへの対策
  • 月々の返済額を固定し、返済計画を立てやすくしたい

 

このように感じている方にはオススメですね。

住宅ローンを10年以上借りている場合は、金利が大きく変わっているため、固定金利への変更でも金利が下がるかもしれません。

 

ゆいか
固定金利にすることによって、金利が上がってしまう場合はあまり恩恵を感じられないかもしれませんね。

 

変動金利から固定金利へ借り換えるタイミング

なかなかこれも難しい話なのですが、こればかりは債券市場に左右されるとしか言えません。

債券市場によって、住宅ローン金利は変わってきますので。

しかし、1つ言えることは住宅ローンの場合、金利が上がるのは変動金利型よりも全期間固定金利型の金利の方から上がっていきます。

 

ゆいか
フラット35や固定金利が10年などの金利がじわじわ上がってきているようなら要注意です!!

 

金利が上がりきってしまうと、固定金利ではかなり苦しい借り入れになってしまいますので、しっかりと金利の動向を見るようにしましょう!

ゆいか

わからなければ、FPさんに聞いたり、銀行の方にご相談したりするといいわよ。

 

しかし!借り換えにはメリットがある!

 

住宅ローンの借り換えをすると以下のようなメリットがあります。

 

住宅ローンを借り換えるメリット
  1. 金利が下がる。
  2. 金利上昇を抑えられる。
  3. より補償の手厚い団体信用生命保険に切り替えられる。

 

ゆいか
自分がどれだけ借り換えでお得になるのか、実際にシュミレーションをしながらするといいよ!

 

住宅ローンのシュミレーションについての記事はこちらからどうぞ。

住宅ローンの借り換えシミュレーション!本当にお得になるのか?

2020年4月19日

併せて、住宅ローンの一括審査も借り換えバージョンで利用すると1度に比較できるので便利ですよ!

住宅本舗の一括審査サービス!ローン一括審査はどんな人におススメ?

2020年3月3日

 

固定金利に借り換えは難しい?変動金利から固定金利へのメリットは?のまとめ

今回は住宅ローン金利借り換えで固定金利についてご紹介しました。

 

信用できる金融機関を選択し少しでも低い固定金利で借り換えたほうが資金に余裕が生まれます。

たかが数%。されど数%。

10年、20年、30年と長期に渡る返済計画において支払い総額を左右する重要なポイントです。

 

変動金利から固定金利へ借り換えるメリット
  • 金利リスクへの対策
  • 月々の返済額を固定し、返済計画を立てやすくしたい

 

変動金利から固定金利へ借り換えるタイミング

金利が上がるタイミングは、変動金利型よりも全期間固定金利型の金利の方から!!

債券市場や金利の動きを見て、今の返済額より下げられるなら借り換えよう!!

 

2008年のリーマンショック以降、金利はほとんど動いておらず変動金利も実質固定金利ですが、将来は誰にもわかりません。

しかし、コロナの影響により金利に今後動きが見られる可能性は十分にあります!!

日々返済額が増える不安を抱えるよりも、低金利のうちに固定に借り換えることで資金計画も立てやすくなり、家計も安定します。

 

金利は金融機関によっても異なるため信頼できる金融機関を慎重に選びましょう!

読者様の大切な家を守るためにも住宅ローンの支払いは計画的に行っていきましょう!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

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