住宅ローンを組んで数年、毎月の支払が相変わらずしんどいという方。
それ、生活スタイルが変わったからではないですか?
家族が増えた、子どもが大きくなった、転職したなどなど。
年々、生活スタイルはどんどん変わっていきますよね。
日々の固定費を下げたいのであれば、そろそろ住宅ローンの見直しをしてもいいかもしれませんよ。
- 今の金利情勢よりも高い金利で払っている。
- 保険の保障内容は古い。
- 今後の金利動向が不安。
これに当てはまった方、借り換えする事で解決できるかも?!
「にわかに信じがたい・・・」という方の為に、シュミレーションを交えながら、住宅ローンを借り換える魅力についてお話していきます!
固定費を見直し、余裕ある生活を手に入れましょう!!
■目次
住宅ローンの借り換えシュミレーション前に・・・
「諸費用を払っても、住宅ローンの借り換えメリットはあるの?」
そう思って、なかなか行動に移せない方もいるかと思います。
しかし、借り換えをして成功した方は、たしかにいますよ。
住宅ローンの借り換えをして成功した人の声
こちらはツイッターからの声になります。
#コロナ対策
今日、住宅ローンの借り換えをしてきました。
某メガバンクの1.075%の金利から、某ネット銀行のマネープラザにて対面手続き、金利0.445%に変更。
2000万ローンで、借り換えメリット200万も出ました!!
行動はめちゃ大事ですね!— ケースケ@セミリタイア目指す (@kosuke88149901) March 29, 2020
引用:twitter
この方のおっしゃる通り、行動することが大事ですね!!
そして、こちらも成功例ですが、詳しい借り換えの体験談を聞かせていただいていますので、参考にしてくださいね。
住宅ローンの借り換えに向いている方
住宅ローンの借り換えシュミレーションに行く前に、「借り換えに向いている人」の条件についてお話していきましょう。
まずは以下の項目に、何個当てはまるかチェックしてみてください。
- 住宅ローンの残高が1,000万円以上
- 残りの返済期間が10年以上
- 借り換え前後の金利差が0.5%以上
- 金利タイプを変更したい(固定から変動へ/変動から固定へ)
- 現在の団体信用生命保険の保障内容に不安がある
- 借り換えの準備や検討に余裕をもって対応できる時間がある
この中でも、1~3はそれぞれの借入状況によるので、全てに当てはまる必要はありませんが。
チェックが多い方、借り換えを検討するときかもしれませんよ?
住宅ローンの借り換えをした方が良さそうかも・・・という方は、ぜひ続きも読んでいってください。
住宅ローン借り換えをシミュレーションで比較!本当にお得?
では、これから3つのパターンでシュミレーションしてみます。
当てはまるところがないか、チェックしながらご覧ください。
金利差0.5%以下でも、借り換えメリットはある?
借り換えに向いている人の条件で「金利差0.5%以上」と書きました。
しかし、最近では、それ以下でも借り換えして得する人が増えています。
試しに借入条件を同じにして、金利差0.3%以下の場合や、0.4%の場合を見てみましょう。
メガバンクの金利と、最も金利の低い「ジャパンネット銀行」でシミュレーションしてみます。
まずは金利差0.3%の場合を見てみましょう。
■変動タイプ(金利差0.278%)
借入条件:返済残額2,000万円・残り返済期間25年
メガバンク | ジャパンネット銀行 | |
金利 | 0.677% | 0.399% |
借入額 | 25,000,000円 | 25,620,000円 |
毎月の返済額 | 76,755円 | 75,523円(-1,232円) |
総返済額 | 27,631,474円 | 27,188,020円 |
差額 | -443,454円 |
(※2020年4月の金利。借り換えにかかる諸費用込みでシミュレーションしています。)
金利差0.3%を下回っていますが、総返済額が44万円お得になりますね。
次は、金利差0.4%で見てみましょう。
■固定(金利差0.42%)
借入条件:返済残額2,000万円・残り返済期間25年
メガバンク | ジャパンネット銀行 | |
金利 | 0.97% | 0.55% |
借入額 | 25,000,000円 | 25,750,000円 |
毎月の返済額 | 80,066円 | 77,607円(-2,459円) |
総返済額 | 28,823,535円 | 27,938,464円 |
差額 | -885,071円 |
(※2020年4月の金利。借り換えにかかる諸費用込みでシミュレーションしています。)
こちらは、総返済額がなんと88万円もお得になりました!
金利差が0.4%だと、さらにメリットがあると言えますね!
借り換え時を見極めるのも、大事になりそうだわ。
固定期間終了後、他の金融機関へ借り換えをする場合
固定期間終了後に何の手続きも行わなかった場合、原則として変動金利に移行します。
そして、同時に、優遇金利がなくなってしまうため、金利も上昇するのが一般的です。
それでは、「借り換えせずに1.7%の変動金利で継続した場合」と「他銀行へ借り換えた場合」を比較してみましょう。
■固定期間終了後、ジャパンネット銀行の変動へ借り換え
借入条件:返済残額2,000万円・残り返済期間25年
借り換えせずに継続 | ジャパンネット銀行に借り換え後 | |
当初金利 | 1.70% | 0.399% |
借入金額 | 20,000,000円 | 20,620,000円 |
総返済額 | 26,196,448円 | 23,169,661円 |
差額 | -3,026,787円 |
(※金利が5年おきに0.5%上昇すると仮定。借り換えにかかる諸費用込みで計算しています。)
約300万円もお得になるのね。面倒と思っても、やっぱり借り換えするべきね!
固定期間がそろそろ終了するなっと思ったら、要チェックです。
フラット35からフラット35へ借り換え
民間ローンでは、同じ銀行・同じプランへの借り換えはできません。
しかし、現在フラット35を利用している方も、フラット35へ借り換えることが可能なんです!
10年前にフラット35を契約してから、1度も借り換えしてない人はいませんか?
なぜなら、まずはこちら「フラット35の金利推移」をご覧ください。
引用:ARUHI住宅ローン
2010年の金利が約2.5%もあります。
それからどんどん下降していき、現在は1.0%〜1.3%が平均です。(2020年4月)
金利差が1.5%もあれば、確実に数百万のコストダウンができるでしょう。
10年前に限らず、上のグラフで見ると5年前に契約した方でも充分なメリットが得られそうですね。
なので、「5年前の平均金利1.55%」から業界最低水準の「ARUHI(アルヒ)スーパーフラットの金利0.970%」に借り換えした場合を比較しました。
引用:ARUHI住宅ローン
■フラット35からフラット35へ借り換え
借入条件:返済残額2,500万円・残り返済期間30年
借り換えなし | ARUHIに借り換え後 | |
当初金利 | 1.55% | 0.970% |
借入金額 | 86,881円 | 82,115円 |
総返済額 | 31,277,028円 | 29,561,139円 |
差額 | -1,715,889円 |
(※2020年4月ARUHIの金利0.970%。団信なし・借り換えにかかる諸費用込みで計算しています。)
5年前に契約した方でも、170万円もお得になりますね!!
ARUHIのスーパーフラットは頭金が10%以下だと利用できません。
2,500万円借り入るとしたら、25万円は頭金で支払う必要があります。
逆に、頭金が多いほど金利を低くすることができます。
現在は超低金利なので、条件によっては5年未満に契約した方でもメリットがある場合もあります。
借り換えしていない方・・・すぐに行動しましょう!!!
フラット35についてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
住宅ローンの借り換えのメリットとは?
シュミレーションでお得さがわかったところで、改めて、住宅ローンを借り換えるメリットについて考えてみましょう。
簡単にまとめていきますね!
- 返済額を減額できる。
- 金利タイプを変更できる。
- 団体信用生命保険の見直しが図れる。
返済額を減額できる
住宅ローン借り換えの最大のメリットですよね。
今よりも金利の低いローンへ借り換えると、返済額をぐっと減らせます。
それはたった0.1%の差であっても、減らせるんです。
住宅ローンの借り換えをしたら月々の利息が5000円減ってその分が元金に充当された。1万円得した気分(笑)癌団信もついてさらにお得。
銀行と近々しておくといいこともあるものだ。— tadachiyo_official (@Coremogla) August 24, 2019
引用:twitter
このように、多くの方が借り換えた事で毎月5千円〜1万円以下の減額に成功しています。
金利タイプを変更できる
固定金利を変動金利に、あるいは変動金利を固定金利にする事ができます。
「子どもができたから、安定した一定の支払いをしたい」 = 変動金利から固定金利へ
「今後も低金利が続くと思う」 = 固定金利から変動金利へ
などなど、ご自身のライフプランや社会情勢に合わせて対応できます。
借り換え後、人気の金利タイプは以下のようになっています。
- 48.6% 変動型
- 38.9% 固定期間選択型
- 12.5% 全期間固定型
(※2018年度「民間住宅ローン借換の実態調査」の結果)
それぞれの金利タイプについては、こちらで詳しく解説しています!
団体信用生命保険の見直しが図れる。
団体信用生命保険とは、返済期間中にローン契約者が「死亡もしくは高度障がい状態」となった場合、残りのローンの残高を保険会社が肩代わりしてくれる生命保険です。
ローン契約当初は、身体のことなど気にしなかったかもしれません。
しかし、年齢を重ねると、色々な病気の心配が出てきますよね。
最近では、従来の団体信用生命保険にプラスした「ガン保障特約付」「7大疾病保障特約付」といった、ガンや疾病にも保障がついたプランが多くあります。
今、その団体信用生命保険の充実化が、各金融機関で激しい闘争が繰り広げられている傾向です。
例えば、りそな銀行の住宅ローンの団信はこんな感じです。
引用:りそな銀行
ネット銀行に多いのが「金利の上乗せがない付帯保険」。
パッと見ただけだと「お得!」と感じますが、細かい条件をみると「がんや疾病と診断され、就業不能状態が1年以上継続した場合」となっている事があります。
これ、とっても厳しい条件です。
1年も経っていたら、もしかしたら亡くなっているかもしれません。
そんな中、りそな銀行の「団信革命」はガンや3大疾病はもちろん怪我や事故で障がいが残ってしまった場合もカバーします。
しかも就業不能条件がありません。
保険を充実させたい方は、細かい保障内容にもしっかり目を通して、比較するようにしましょう。
団体信用生命保険については、こちらの記事でより詳しく解説しております!
住宅ローンの借り換え時の注意点とは?
住宅ローンの借り換えがいくらお得になるとはいえど、やはり知っておかないといけない注意点はあります。
これをおさえとかないと、借り換えたけど損してしまったり、計画通りに向かわなかったりするかもしれません。
きちんと注意点を知った上で、借り換え準備を行っていくようにしましょう!
- 住宅ローン審査を突破しないといけない。
- 時間がかかる。
- 借り換え諸費用がかかる。
住宅ローン審査を突破しないといけない。
借り換えの場合も、新規の住宅ローン申し込み時と同じように審査があるんです。
- 新規の住宅ローン申し込み時より収入が下がっている。
- 住宅ローン以外のローンを抱えている。
など、当初に借り入れたときよりも返済能力が下がっている方は要注意です。
審査に影響する可能性があります。
- 出産・育休取得で年収が下がる。
- 転職を考えている。
- 自動車ローンなど、他ローンを組みたい。
このようなライフイベントと重なりそうなら、計画的に借り換えを早めに行う、時期を見直す等をした方が良さそうですね。
ちなみに、借り換え審査には必要な書類もたくさんあるので、こちらの記事を参考にしてくださいね。
時間がかかる
借り換えは、上記の審査同様、最初に住宅ローンの申請をした時とほぼ変わりません。
申込書を作成したり、借り換え先の金融機関で審査を受ける必要があります。
金融機関によって手続きにかかる期間は異なりますが、大体1ヶ月ほどみておきましょう。
準備はできるかぎり、余裕をもっておいた方が良いですね。
保証料、手数料等の諸費用がかかる
住宅ローンの借り換え費用の相場は、約30~80万円と言われています。
だいたいの費用の内訳はこちら
保証料 | 0〜62万円 |
手数料 | 0〜66万円 |
印紙代 | 2万円 |
登録免許税 | 3万円 |
司法書士報酬 | 5〜10万円 |
火災保険料 地震保険料 |
数万円 |
物件検査手数料 (フラット35のみ) |
2〜6万円 |
諸費用合計 | 約30〜80万円 |
(借入額3,000万円の場合)
保証料が不要の銀行などもあり、各金融機関によって対応に違いがあります。
「借り換え保証料が無料」と宣伝しているネット銀行がありますが、その分、事務手数料が高い傾向にあります。
実質、他金融機関と同じくらいの費用がかかるので内訳はしっかり確認しましょう!
住宅ローンの諸費用については、こちらでより詳しく解説していますので、ぜひどうぞ。
住宅ローンの借り換えシミュレーションをしたけれど・・・
住宅ローンの借り換えをするのがお得というのはわかったけれども、他の銀行ともいろいろ比べてみたいなぁと思った方。
住宅ローンの一括審査でも、借り換えメインで審査をうけることができます。
金利だけでなく、諸費用なども比較することができるので、徹底的に比較した上で選びたい!という方は利用してみても良いと思います。
住宅ローンの一括審査とは、一括で複数の金融機関に仮審査を受けることができるサービスです。
とくに日々忙しい人には、効率的で良いかもしれませんね。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
住宅ローンの借り換えシミュレーション!本当にお得になるのか?についてのまとめ
住宅ローンの借り換えシュミレーションを見て、なんとなく借り換えした後のイメージができたでしょうか。
住宅ローンの借り換えは早めに行動すれば、するほど、お得に借り換えすることができます。
金利の見直しを図り、お得になるのであれば、思い切って住宅ローンを借り換えましょう!
では、まとめていきます。
- 借り換えはノーリスクでコストダウンできる。
- 保険の保障内容は細かい条件をしっかり確認しよう!
- 借り換えにかかる諸費用を入れた総返済額で比較する。
- 金利差0.5%以下でもメリットはある。
- 固定期間終了後の金利アップに気をつけよう!
- 5年前にフラット35を契約した方は借り換えした方が良い。
「とにかく返済額を減らしたい」 = 金利タイプで比較
「保障内容を充実させたい」 = 保険タイプで比較
と、今後のライフスタイルの優先順位を整理してみてください。
自分にあった住宅ローンが、見つけやすくなりますよ。
又、借り換えシュミレーションをする場合は、複数の金融機関でやってみましょう。
各金融機関によって計算の仕方が違う場合がありますよ。
メリットがあれば、あとは行動に移すだけです!
借り換えをして今後の人生がより明るくなれるよう、応援しています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。