家の傷みが激しいと、それを修繕するリフォーム費用は高額になります。
自分でリフォーム費用を用意できればいいけれど、何百万・何千万という金額をポンッと出せる人は少数ですよね。
「必要に迫られているのに、資金が足りない!」
そんなときに役立つのがローンです。
リフォームの際に利用できるローンにはリフォームローンと住宅ローンがありますが、どちらを選べばいいのか悩んでしまいますよね。
この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて紹介します。
返済の負担を減らすためにも、事前にしっかり検討しましょう!
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■目次
リフォームローンと住宅ローンの違い
「リフォームするならリフォームローン!」というイメージがありますが、実は住宅ローンでもリフォーム資金を借り入れることができます。
「リフォームローンと住宅ローンってどう違うのかな?」
「どっちで借りたらいいのかな?」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
リフォームローンと住宅ローンのそれぞれの特徴とメリット・デメリットを見て行きましょう。
リフォームローンの特徴
リフォームローンはその名の通り、リフォーム工事をするときに利用できるローンです。
増築や改築、修繕のときのためのリフォームローンなので、借り入れできる金額は住宅ローンと比較すると少なめです。
- 担保がいらない。
- 審査が通りやすく、早く結果が出る。
- 借り入れできる金額が少ない。
- 返済期間が短い。
- 金利が高い。
リフォームローンで借り入れできる金額は、金融機関にもよりますが大体500万円~1000万円程度と少なめです。
ですが、少なめだからこそ、担保がいらなかったり審査が通りやすいというメリットがあります。
担保とは返済ができなくなったときのために保証として差し出す物品のこと。
リフォームローン、住宅ローンの場合土地と建物になります。
返済ができなくなってしまったときに、土地と建物を取り上げられる代わりにそれを返済の代わりにするという仕組みです。
「抵当」とも言います。
フルリフォームなど大規模なリフォームになるとリフォームローンで借りられる金額では賄いきれないこともあります。
また、返済期間も短いため借り入れ金額によっては月々の返済が大変になるので注意が必要です。
リフォームローンの中には「有担保型」といって担保が必要なものもあります。
その場合、仕組みや条件は住宅ローンとほぼ同じなので、次に紹介する住宅ローンの特徴を参考にしてくださいね。
住宅ローンの特徴
住宅ローンは住宅を購入したり、リフォームするときに利用できるローンです。
借り入れできる金額はリフォームローンに比べて高めです。
- 借り入れできる金額が高い。
- 金利が低い。
- 返済期間を長く設定できる。
- 担保が必要。
- 団体信用生命保険への加入が義務付けられる。
- 審査が厳しく、結果が出るまでに時間がかかる。
- 必要書類が多く、手続きが面倒。
住宅ローンの一番の特徴は、借り入れできる金額が高い代わりに、担保が必要だったり団体信用生命保険へ加入する必要があることです。
団体信用生命保険とは、自分が返済できなくなってしまったときに返済を肩代わりしてくれる住宅ローン専用の生命保険。
毎月の返済に保険料が上乗せされます。
引用:シーエステート
借り入れできる金額が高いので大規模なリフォームにも対応できますし、低い金利でゆっくり返していけるのがいいですね。
リフォームローンと住宅ローンに共通すること
リフォームローンと住宅ローンにはそれぞれ違う特徴がありますが、審査のポイントは同じです。
主に次の内容をチェックされます。
- 借り入れ時の年齢
- 完済時の年齢
- 返済負担率
- 勤続年数
- 年収
- 健康状態
- 信用情報
審査内容は同じでも、リフォームローンの方が基準が低く審査に通りやすいというイメージです。
リフォームローンと住宅ローンは併用できる?
ローンの負担が大きくなってしまうの。
リフォームする前提で中古物件を購入するときなど、リフォームローンと住宅ローンを併用したいときもありますよね。
結論から言うと、リフォームローンと住宅ローンの併用は可能です。
ただ、それぞれでローンを組むとそれぞれに金利がかかるため月々の返済の負担は大きくなります。
また、返済中の住宅ローンやマイカーローンなどの状況も加味されるため、審査は少し厳しくなる傾向があります。
リフォームローンと住宅ローンを併用するよりも、この後紹介する一体型の住宅ローンを利用したほうが負担も少なく、おすすめです。
リフォームローンと住宅ローン、リフォームするならどっち?
リフォームローンと住宅ローンの一番の違いが、借り入れできる金額と担保の有無です。
リフォームローンは金額が低い代わりに担保もないし、審査も通りやすい。
住宅ローンは金額が高い代わりに手続きが面倒だったり、審査が厳しいという特徴があります。
なので、どちらで申し込むか迷ったら
- 数百万単位の小規模リフォーム → 審査が通りやすいリフォームローン
- 1000万円を超える大規模リフォーム → 金利の安い住宅ローン
というように、リフォームの規模で選ぶといいでしょう。
また、先ほど紹介したようにリフォームする前提で中古物件を購入するときなどはリフォームローンと住宅ローンがセットになった一体型の住宅ローンがおすすめです。
一体型の住宅ローンは住宅費とリフォーム費をセットで借り入れるのが条件です。
住宅ローンを完済していると申し込めないので注意しましょう。
現在返済中の住宅ローンがあれば借り換えができます。
リフォーム会社とよく相談しよう!
金融機関とよく相談することはもちろん、リフォーム会社と相談するのも大切だよ。
ローンを利用してリフォームをする場合、手続きが大変だったり返済への不安があったりと、気づかないうちにストレスを溜めてしまうこともよくあります。
リフォーム代の半分だけローンを組むの。「5年ローン組むからあと5年は仕事する」って私に「もっとたくさんローンにしてずっと仕事しましょう!」って職場のチームの人たちに言われたけどそんなに長く払えんわ。5年でも不安ある。病気せんで払えるように健康管理頑張らないとね。切実だわ。
— ゆき (@shizu_yuuki) 2019年2月18日
引用:Twitter
金融機関とよく相談することも大切ですが、僕はリフォーム会社とも相談しておくことをおすすめします。
リフォーム会社には提携のローンを紹介してくれたり、手続きを代行してくれたりするところも多いです。
お金のプロであるファイナンシャルプランナーが常駐しているところなら更に安心ですね。
リフォームローンや住宅ローンには事前審査がありますが、事前審査に通っても本審査に落ちることはよくあります。
事前審査に通過しても、それが本決定ではありません。
リフォーム会社に相談しておくと、本審査に通過するまで契約を待ってくれたりします。
金融機関ともリフォーム会社ともよく相談して、希望を持ってリフォームに進めるといいですね。
リフォームローンの審査落ちについてはこちらの記事が参考になります。
リフォームローンと住宅ローンの違い まとめ
リフォームローン | 住宅ローン | |
借り入れできる金額 | 少ない (500万円~1000万円程度) | 多い (5000万円~1億程度) |
返済期間 | 短い (10年~15年程度) | 長い (最長35年) |
金利 | 高め | 低め |
担保 | 基本的になし (有担保型はあり) |
あり |
- リフォームローンは基本的に担保なし、住宅ローンは担保あり。
- リフォームローンと住宅ローンでは借り入れできる金額が違う。
- リフォームローンでも条件を満たせば住宅ローン控除が受けられる。
- リフォームローンでも住宅ローンでも審査項目は同じ。
- 数百万単位の小規模リフォームはリフォームローンがおすすめ。
- 1000万円を超える大規模リフォームは住宅ローンがおすすめ。
- リフォームローンと住宅ローンを併用したいときは一体型の住宅ローンがおすすめ。
- 金融機関だけでなく、リフォーム会社ともよく相談する。
リフォームローンと住宅ローンの違いについてまとめました。
それぞれ違った特徴がありますが、小額ならリフォームローン、高額なら住宅ローンと決めておくと判断に迷いません。
金利や借り入れできる上限金額は金融機関によっても多少違うので比較検討して決めましょう。
ローンを利用すると考えなければならないことも多く、ストレスも多いもの。
信頼できる金融機関とリフォーム会社によく相談し、読者様の理想のリフォームが叶うことを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今は空前の低金利ブームなのでプロに一度聞いてみるといいかもしれません。詳しくはこちらを見てくださいね!
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しかし、住宅ローンはリフォームした時でも、使える場合があるのを知っていましたか?
まずは、リフォームローンと住宅ローンそれぞれの特徴について説明するね!