長く住んでいると、家の中の色々な所の傷みが気になってきますよね。
また、家族構成が変わると、「間取りを変えたい!」と思ったり、「バリアフリーにしたい」など、色々考えることも多くなってくるはず。
- 「リフォームはしたいけど、お金がない…!!」
- 「ローンって組めるのかな?」
- 「ローンを組む流れが良くわからない!」
などと悩み、なかなかリフォームに踏み出せない方も多くいるのではないでしょうか?
そんな方に朗報です!
住宅ローンのように、リフォームをする時に組むことができる「リフォームローン」というものがあるんです!
ここからは、リフォームローンの特徴や住宅ローンとの違いから、リフォームローンを組む際の流れまで詳しく解説していきますよ。
■目次
リフォームローンと住宅ローンの違いとは?
家をリフォームする際に利用できるローンとして、「住宅ローン」と「リフォームローン」というものがあります。
リフォームローン
リフォームローンとは、すでに所有している住宅をリフォームする際に、必要な資金の融資を受けることができるというものです。
もちろん、決められた期間内に返済していく必要があります。
1、リフォームローンの特徴
借入上限額が少額で、返済期間も多くの場合15年程度と短く、金利も高いことが特徴です。
また無担保で借りられるものが多いのも特徴です。
2、リフォームローンの種類
リフォームローンには、「担保型」と「無担保型」の2種類があります!
- 担保型
「担保型」は自宅などを担保にすることにより…
- 借入可能金額を高く設定する事ができる
- 低金利で返済期間も長く設定できる
というメリット満載のローンです。
借入可能な金額は最大約2,000~3,000万円。
返済期間は最長30~35年程度です。
- 無担保型
「無担保型」は「担保型」に比べて、手続きが簡素で審査期間も短く、比較的審査に通りやすいといわれています。
ただ、手続きが簡単で審査に通りやすい代わりに…
- 借入上限額が低い
- 返済期間が短い
- 金利が高い
という担保型とは正反対の特徴があります。
借入金額は最大約1,000~2,000万円で、返済期間も最大で約15年程度です。
住宅ローン
住宅ローンとは、主に住宅を購入するときに利用できるローンです。
1、リフォームの特徴
リフォームをする時にも利用できますが、リフォームローンとは異なり、購入する住宅を担保に入れる「担保型」のみしかありません。
2、住宅ローンの種類
住宅ローンを借入先の種類で分けると「銀行ローン」、「フラット35」、「財形住宅融資」の3つがあります。
- 銀行ローン
民間ローンの代表です。
「変動金利型」「固定金利選択型」「全期間固定金利型」の3種類から選ぶことができます。
変動金利型:金利が1年に2回見直される(返済額は5年ごとに見直される)タイプ。
固定期間選択型:借り入れ当初の3年、5年、10年などの一定期間の金利が固定されるタイプ。
全期間固定型:借入期間中の金利が固定されるタイプ。
- フラット35
住宅金融支援機構と民間の金融機関がコラボして提供している住宅ローンです。
最長35年の固定金利で、金利水準も1.81%~2.76%程度ですが、ローン返済とは別に団体信用生命保険料の負担が発生します。
フラット35についての記事はこちらから
- 財形住宅融資
財形貯蓄をしている勤労者向けに行っている公的融資で「5年固定金利型」が特徴です。
リフォームローンの流れ!たったの4ステップ!
リフォームローンを組む時の流れはご存じですか?
では、一連の流れをみていきましょう。
ステップ1:仮審査申し込み
リフォームローンには、「仮審査」と「本審査」の2種類の審査があります。
仮審査とは、本審査の前にネット上で申し込みをするものです。
【仮審査申し込みの流れ】
➀まず、リフォーム工事業者から見積もりを取り寄せて、借入金額を決めます。
➁WEB上で、借入希望金額・借入希望日・返済期間・現在の借り入れの状況・個人情報などを入力して、仮審査申し込みをします。
※窓口や郵送で受け付けている銀行もありますので、ご希望の場合は、資料請求をしてみてくださいね。
- リフォーム工事費用の見積書など
ステップ2:本審査申し込み
仮審査申し込みが受理されると、続いて本審査申し込みに入ります。
必要書類をWEBでアップロードするか、郵送または金融機関窓口で提出します。本審査は、結果が出るまで1週間から10日ほどかかります。
本審査の結果が出るまでは、リフォーム業者との契約をしないように注意しましょう。
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本人確認書類
運転免許証、住民基本台帳、パスポート、公共料金の領収証、住民票などのいずれか
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収入証明書
年収額が記載されている住民税決定通知書または課税証明書など
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資金使途確認資料
見積書や工事請負契約書などの資金使途および支払先が確認できる書類、振込依頼書など
ステップ3:契約
本審査に通ったら、契約を結びます。
契約書に必要事項を記入し必要書類とともに、郵送や金融機関の窓口にて提出します。
申し込みをする金融機関のネットバンキング等を利用している場合は、WEB上で契約できることもあるようですので、各金融機関にご確認くださいね。
本審査と同様です。
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本人確認書類
運転免許証、住民基本台帳、パスポート、公共料金の領収証、住民票などのいずれか
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収入証明書
年収額が記載されている住民税決定通知書または課税証明書など
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資金使途確認資料
見積書や工事請負契約書などの資金使途および支払先が確認できる書類、振込依頼書など
ステップ4:融資実行
リフォーム工事が完了したら金融機関に連絡してください。
すると、金融機関からリフォーム工事業者指定口座に振り込まれます。
リフォームローンの特徴・リフォームローンの流れのまとめ!
今回は、リフォームローンと住宅ローンの違いについて、リフォームローン組む際の流れについて詳しくお話させていただきました!
- 住宅ローンとは?
住宅購入時や大規模リフォームの際に利用できるが、購入する住宅を担保にする「担保型」のみしかない。
高額な借入れができ、返済期間も長く、比較的低金利でローンを組むことができる。
- リフォームローンとは?
所有している住宅のリフォーム工事費用に対して使用するローンのこと。
担保ありで比較的高額の借入れが可能なものと、無担保で借り入れ可能だが借入上限額が低額なものの2種類がある。
住宅ローンよりも比較的高金利で、返済期間も短いのが特徴。
ステップ1:仮審査申し込み
ステップ2:本審査申し込み
ステップ3:契約
ステップ4:融資実行
リフォームローンの流れを知ることができれば、見通しを立ててリフォームの計画を練ることができますね。
素敵なリフォームを計画して、満足のいくお家を手に入れてくださいね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。