リフォームローンの金利が0%!?…思わず耳を疑ってしまいませんか?
超低金利時代の今、様々な金融機関が特色を出して優遇や低金利で利用者を募っています。
そんな中、金利が0%だなんて、リフォームを考えている人なら飛びつきそうな内容ですよね。
でも、本当に大丈夫なの?と疑いたくなる気持ちもわかります。
金利が0%なのには理由があります。
今回は、金利0%のリフォームローンのカラクリやメリット、デメリットについてご紹介します。
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■目次
リフォームローンの金利は一般的にはどれくらい?
リフォームローンは色々な金融機関で扱っていますよね。
住宅ローンと一本化するなど、ローンを利用できる条件が設定されている金融機関が多いです。
中古住宅を購入してリフォームする場合などはいいのですが、リフォームだけを行いたい場合は選べる金融機関は限られてきます。
リフォームローン単体で借りる場合の金利は、1.9%台~4.9%台と幅があります。
担保の有無やリフォーム目的がバリアフリーやエコリフォームの場合に受けられる優遇などがあるため、商品によって金利はバラバラです。
そのため、リフォーム内容によって適した金融機関を選択する必要があります。
担保がないということは、金融機関もそれなりにリスクを負うわけだから、金利が高くなるのは仕方ないですね。
ちなみに、住宅ローンはその住宅や土地自体が担保になっています。
ローンが支払えなければ金融機関は担保に入っている住宅や土地を売却すれば損失をカバーできるため、金利も安く提供できるんですね。
リフォームローンで金利0%はあるの?!その謎とは?
様々な金融機関がリフォームローンを提供していて、利用者を募るために他社と金利や優遇措置などで競い合っています。
そんな中、どうして金利0%のリフォームローンが存在しているのでしょうか。
金利0%のリフォームローンを提供しているのは?
金利0%のリフォームローンを提供しているのは、実は金融機関ではありません。
住宅設備メーカーなどの企業が提供しているのです。
ローン自体は提携ローン会社が管理しますが、金利を住宅設備メーカーなどの企業が負担することで金利0%を実現させています。
手元にまとまったお金がない人でもリフォームが出来るという意味では、利用者を増やす目的としては有効な方法ですね。
って、思いますよね。(笑)
もちろん金利を負担する以上のメリットはあるんです。
金利0%でも企業が儲かるカラクリ
利用者が金利0%でリフォームローンを利用できる分、それを提供する企業としては金利分マイナスになってしまいます。
でも、企業側は基本的に利益につながらないことはやりません。
つまり金利0%のリフォームローンにも企業が儲かるカラクリがあるのです。
- 手元にまとまったお金がない人でもリフォームが出来るので、利用者が増える。
- リフォームに自社の住宅設備商品を採用することがローン利用の条件である場合がほとんどなので、商品の売上が上がる。
金利0%は魅力だけどちょっと待って!
金利0%のリフォームローン、とても魅力的ですが…ちょっと待ってください!
金利0%の恩恵を受けるためには、特定の制約があります。
希望するリフォームによっては、この金利0%のリフォームローンが足かせになってしまう場合もあります!!
利用の前には、十分な検討が必要です。
では、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
好きな商品を選べない
金利0%のリフォームローンの利用の条件として、特定のメーカーの住宅設備しか選択できないというものがあります。
先にお伝えしていた通り、金利0%のリフォームローンを提供しているのは住宅設備メーカーなどです。
自社の商品を購入、リフォームする分にのみ、このようなリフォームローンを提供しています。
「トイレは〇〇会社、お風呂は△△会社」などというように自由に選択することが出来ないのです。
「絶対このメーカーの商品がいい!!」という強い希望がある場合は、金利0%のリフォームローンを利用することがデメリットになってしまいますので注意が必要です。
支払回数の落とし穴
金利0%のリフォームローンの場合、支払い回数の上限が60回と設定されているものがほとんどです。
60回ということは5年間のローンということになりますが、返済の総額が大きいと、月々の返済金額が非現実的な数字になる場合があります。
月々16万円を超える返済になってしまいますね。
しかし、金利0%のリフォームローンの貸付範囲の上限は1,000万円程度が多いです。
なので、大規模なリフォームを行えば、1,000万円というリフォーム費用はありえない数字ではないのです。
一般的なリフォームローンの場合、返済期間は10年~15年程度で設定されています。
金利0%のリフォームローンはその倍以上の速度での返済が必要なので、リフォームローンの金額が大きくなればなるほど返済が困難になってしまいます。
月々の返済金額をしっかり検討した上で、利用するかを検討しましょう。
工事費用が高くなる
金利0%のリフォームローンをメーカーだけでなく、工務店などの施工会社も共同で提供している場合、施工会社も金利0%を実現するための利益を得る必要があります。
そのために、工事費用が割高になる場合があります。
金利0%でローンが利用しやすくなることで、リフォーム工事件数が増えることも施工会社としてはメリットです。
しかし、1件当たりの工事費用で金利部分を補填しようとする可能性もありますので、ここは注意が必要です。
同じ内容で金利0%のリフォームローンを利用しない場合の相見積もりを取ることをおすすめするわ。
検討する材料になるよ。
リフォームローン金利0%には大きなメリットもある!!
金利0%のリフォームローンにはカラクリがあるとばかりご紹介してきましたが、もちろん利用する側にも大きなメリットがあります。
- 金利がかからない
- 月々の返済金額や返済期間が明確なので計画が立てやすい
- 手元に大きなお金がなくてもリフォームがしやすい
デメリットをクリアできれば、ものすごくメリットが多いのです。
金利が0%ってだけで大きな魅力ですからね。月々の負担はできるかぎり軽く、計画的に返済スケジュールを立てていきたいですね。
リフォームローンの金利が0%!?そのカラクリと注意点は?についてのまとめ
今回は、金利0%のリフォームローンのカラクリやメリット、デメリットについてご紹介しました。
ローンの金利は小さな金額でも、支払わずに済むなら支払いたくないものです。
金利0%のリフォームローンを利用すれば、金利の利息を支払うことはありません。
リフォーム費用そのものを返済するだけで済んでしまうので、返済計画も立てやすく、とても魅力的です。
しかし、金利0%には理由があります。
金融機関が提供するリフォームローンよりも短期間で返済する必要があったり、リフォームで設置する住宅設備が自由に選択できないなどのデメリットがあります。
リフォームの内容や金額によっては、金利0%のリフォームローンが足かせになってしまう可能性がありますので、利用する場合は十分な検討を行いましょう。
- 金利がかからない
- 月々の返済金額や返済期間が明確なので計画が立てやすい
- 手元に大きなお金がなくてもリフォームがしやすい
- 好きな商品を選べない。
- 支払回数が少ない為、金額が大きいと月々の返済が負担。
- 工事費用が高くなる可能性がある。
少しでも負担を減らして、希望通りのリフォームを実現できるといいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今は空前の低金利ブームなのでプロに一度聞いてみるといいかもしれません。詳しくはこちらを見てくださいね!
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そして、比較的審査が通りやすいと言われています。半面、金利は通常の住宅ローンよりも少し高めの金利設定にされているところが多いの。