「リフォームローンを選ぶときは金利が大切!」こんなことをよく言われます。
確かに、金利は1%変わるだけでも返済額が大きく変わってきます。
とはいえ、
- 「リフォームローン金利の相場は何%?」
- 「収入や返済期間で、リフォームローンの金利は変わるの?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そこで、この記事ではそんな「リフォームローン金利の相場はどれぐらい?」というお悩みを解決します。
具体的には
- リフォームローン金利について
- リフォームローン金利の相場
- リフォームローン金利の注意点
の順番にご紹介していきます。
リフォームローンの金利相場が気になる方は、参考にしてみてくださいね。
■目次
リフォームローンの金利ついて
リフォームローン金利は、リフォームローンの種類、リフォームローン金利の種類で異なってきます。
そこでまず、リフォームローンの種類と、リフォームローン金利の種類について説明します。
リフォームローンの種類
リフォームローンの種類は、2種類あり、無担保型リフォームローンと有担保型リフォームローンがあります。
それぞれの種類により、具体的に「借入限度額」「返済期間」「金利」が変わってきます。
【有担保型リフォームローン】
有担保型リフォームローンは、お金を借入するときに、担保が必要となります。
担保の不要な無担保型と比べて、
- 「借入限度額が多い」
- 「金利が低い」
- 「返済期間が長い」
のように一般的な住宅ローンと似たような特徴があります。
【無担保型リフォームローン】
無担保型リフォームローンは、お金を借入するときに、担保なしでローンを組むことができます。
そのため、担保が必要な住宅ローンや有担保型リフォームローンに比べて、
- 「借入限度額が少ない」
- 「金利が高い」
- 「返済期間が短い」
のような特徴を持っています。
リフォームローン金利の種類
リフォームローン金利の種類は大きく分けると変動金利と固定金利の2種類があります。
一般的な住宅ローンと同じ特徴があります。
【変動金利】
変動金利は、金利が一定の期間(多くは半年に一回)で見直されます。
以下のようなメリット・デメリットががあります。
- 金利が下がれば、返済額が少なくなる。
- 借入時は固定金利より低く設定されている。
- 金利が上がると、返済額が多くなる。
- 金利が上昇して、返済が進まなくなる恐れがある。
繰り越し返済などをすることによって、金利上昇のリスクを減らせる方は、変動金利を採用するのに向いていると言えます。
【固定金利】
固定金利は利用した場合、返済期間中金利が一定のままです。
以下のようなメリット・デメリットがあります。
- 金利が上がる心配をしなくてよい
- 金利が一定なので返済の計画を立てやすい
- 借入時は、変動金利よりも高く設定されている。
- 金利が下がった時に、通常よりも多くのお金を支払わなければならない場合がある。
固定金利は、子育てに追われていたり、金利の変動をチェックする時間がない方に向いていると言えます。
リフォームローンについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
リフォームローン金利の相場
続いて、代表的な金融機関において無担保型、有担保型それぞれのリフォームローン金利を紹介します。
無担保型リフォームローンの金利
【イオン銀行】
リフォームローン | 2.450% |
(2020年4月30日~2020年6月9日借入れ分)
引用:イオン銀行
イオン銀行では、表より金利は2.5%になってます。選べる金利は固定金利のみとなっています。
イオン銀行のリフォームローンについてはこちらで詳しく解説しておりますので、どうぞ!
リフォーム業者を通すのであれば、イオンプロダクトファイナンスもあります。
【中央労働金庫】
金利 |
団体会員の |
生協会員の組合員 および同一生計家族の方 |
一般の勤労者の方 |
変動金利 | 年2.000% | 年2.200% | 年3.275% |
固定金利 | 年2.100% | 年2.300% | 年3.100% |
引用:中央労働金庫
中央労働金庫では、組合員かそうでないかによって内容が変わります。
表より金利相場は2.0~3.275%になっており、金利の種類や条件によって金利価格が変わってくることが分かります。
【りそな銀行】
りそなリフォームローン
団体信用生命保険の有無 | 金利 | 住宅ローンと併用プラン |
非付保 | 3.975% | 2.000% |
付保 | 4.275% | 2.300% |
(2020年5月現在)
りそな大型リフォームローン
金利種類 | 無担保タイプ金利 |
変動金利 | 2.975% |
---|---|
固定2年 | 3.500% |
固定3年 | 3.500% |
固定5年 | 3.550% |
固定7年 | 3.600% |
固定10年 | 3.800% |
固定15年 | 4.150% |
固定20年 | 取扱いなし |
(2020年5月現在)
引用:りそな銀行
りそな銀行には借り入れ額によってリフォームローンの種類が選べます。
普通のリフォームローンは無担保のみの提供になります。
担保の有無や金利の種類で金利が異なり、さらに固定期間が長くなるほど、金利価格は高くなっています。
【常陽銀行】
リフォームローン(無担保)
変動金利 | 年1.775%~年2.975% |
固定3年 | 年1.900%~年3.100% |
固定5年 | 年2.000%~年3.200% |
固定10年 | 年2.100%~年3.300% |
固定15年 | 年2.450%~年3.650% |
(2020年5月現在)
引用:常陽銀行
常陽銀行は無担保ローンで提供してくれています。
固定金利は、固定期間が長くなるほど、金利が高くなっていることが分かります。
【住信SBIネット銀行】
適用金利 |
年2.475%~3.975% |
(2020年5月現在)
引用:住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行はすべて変動金利を採用しています。
基準金利は実際の店頭表示金利のことを言います。
ローンの審査基準についての話はこちらで詳しくお伝えしています。
有担保型リフォームローン金利の相場
続いて、代表的な金融機関で、有担保型リフォームローンの金利を紹介します。
【りそな銀行】
りそな大型リフォームローン
金利種類 | 有担保タイプ金利 |
変動金利 | 2.475% |
---|---|
固定2年 | 3.000% |
固定3年 | 3.000% |
固定5年 | 3.050% |
固定7年 | 3.100% |
固定10年 | 3.300% |
固定15年 | 3.650% |
固定20年 | 4.200% |
引用:りそな銀行
担保がある分、金利も少し低めになっていますね。
金利は種類で変わり、さらに固定期間が長くなるほど、金利は高くなっています。
【常陽銀行】
リフォームローン(有担保)
変動金利 | 年0.625%~年2.475% |
固定3年 | 年0.750%~年2.600% |
固定5年 | 年0.850%~年2.700% |
固定10年 | 年0.950%~年2.800% |
固定15年 | 年1.300%~年3.150% |
引用:常陽銀行
低金利のボーダーラインは2%台だったら低金利と言えるかな。5%を超える金融機関も少なくないのよ。
リフォームローンの金利で気をつけるポイント
リフォームローン金利に保証料が含まれているかどうかをしっかり確認しましょう。
保証料(ほしょうりょう)=ローンを借入するときに保証会社に支払う費用のこと。保証会社は金融機関によって指定されます。
ローンを組む際に金利に注目して選ぶことは、とても重要なことです。1%でも異なるだけでも最終的に大きな金額の差になります。
しかし、金利の低さだけで、リフォームローンを決めてはいけません。
保証料がもともとの金利に上乗せされて、返済額が予算以上になってしまったというケースもあります。
例えば、金利が2.5%と比較的に低く設定されていても、保証料として0.3%金利に上乗せされてしまうと、実際には金利が2.8%かかることになります。0.3%の違いだけでも返済期間や借入額によって大きく変わってきます。
ですので、金融機関のホームページやパンフレットに書かれた金利に、保証料が含まれているかを確認し、実際にどれぐらいの金利がかかるのかきちんと調べましょう。
リフォームローン金利の相場まとめ
今回取り上げた代表的な金融機関では低いものは0.6%、高いものは4.2%までありました。
リフォームロ―ン金利は、リフォームローンの種類や金利の種類で変わります。
気を付けるポイントとしては、表示されている金利に保証料が含まれているのかどうかきちんとチェックしましょう。
リフォームローンは、住宅ローンに比べて借入がしやすい分、よく返済プランを検討して借り入れることが大切です。
読者様の少しでも負担の少ない返済プランに役立てたらうれしいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
審査項目は一般公開されてないけど、完済したときの年齢、借り入れたときの年齢、返済負担率、勤続年数、年収、健康状態、などによって決まると言われているよ。