リフォームをする場合、大きな金額なのでローンを組む人は多いようです。
ローンは申し込めば「はいっどうぞ〜」と、すぐ借りれるわけがなく審査というのが待っています。
審査によってローンが可能か判断されますが、この審査期間は日数がかかることが結構あるんです。
長く待たされて「審査ダメかも・・」と落ち込んだり不安になってしまうのは避けたいものです。
そんな審査結果待ち期間の不安要素は少しでも減らしたいですよね。
今回はリフォームローンの審査期間や審査時のポイントについてお伝えしていきたいと思います。
■目次
リフォームローン審査の流れ
リフォームローンの審査は仮審査(事前審査)の後に、本審査という二つの段階があり、仮審査を突破しないと本審査をしてもらえないということです。
仮審査へはリフォーム費用の借り入れ希望額や返済期間などの情報を借り入れ先に申請することから始まります。
申請は窓口や電話、郵送、Webなどからの申し込みが可能です。
申し込み時にはかかるリフォーム費用の項目があるので、事前にリフォーム会社から見積書をもらっておきましょう。
仮審査で提出する書類は基本的にないですが、本審査には必要書類を送ってその内容をもとに融資の可否が判断されます。
○本人確認ができる書類(運転免許証、健康保険証など)
○源泉徴収票(住民税決定通知書、確定申告書など)
○リフォーム用途を確認する書類(見積書、施工計画書など)
具体的に何の書類が必要なのかは仮申請後の説明のため、借入先の金融機関へ確認をとってくださいね。
本審査も通れば正式な契約の手続きへと進みます。
仮審査が通っても本審査が不可の場合もあるので、リフォーム会社との契約は本審査通過までは待っていたほうが良さそうです。
リフォームローンの特徴
リフォームローンはリフォームに必要な資金を借りて決められた期限までに返済していきます。
有担保型か担保が不要の無担保型のどちらかを選ぶことができます。
無担保のものが多いのですが住宅ローンに比べると金利は高く、だいたい3~4%前後となっています。
無担保の場合借入額の上限は借入先により決まっているので、その金額以上は借りることはできません。
上限額は借入先で違いますが無担保で50万円~500万円としているのが多く、返済期間の目安も最長10〜15年ほどになっています。
無担保のリフォームローンは審査が通りやすいようですが、高い融資額や保証人、担保が必要なケースは住宅ローンと同等の厳しめの審査になるようです。
住宅ローンとの併用が可能なので組む人もおりますが、支払うローンが二重になり負担が増える際にはリフォーム費用を含めて住宅ローンに一本化ができる場合があります。
リフォームローン申し込み先
申し込みは銀行や信販会社などが主ですが、金融機関と提携してリフォームローンを独自に取り扱っているリフォーム会社も中にはあります。
リフォームの依頼とセットで申し込むことでローン審査がスムーズになる場合や、特典がついてお得になることも。
リフォームローン借入先を探す際には借入可能の金額の上限や期間、手数料の有無、金利や担保の内容などもみていくと良いでしょう。
リフォームローン審査期間
リフォームローンの審査期間って実は住宅ローンに比べて基本的に短めなんです。
無担保のリフォームローンなら仮審査の結果は早くて次の日に出る場合があります。
有担保での申し込みでも割と早めで、仮審査から1〜2週間といったところでしょう。
審査期間は無担保型は短くて、有担保型は長くなるということ。
だけど住宅ローンの審査期間は1ヶ月はかかるのに対して、リフォームローンの審査はかなりスピーディですね。
審査の結果は一般的にメールや電話、郵送で届きます。
審査の期間は短いといっても思っているより時間がかかってしまう場合もあるため、リフォームローンはできるだけ早めに申し込んだほうがよさそうです。
また、仮審査の結果への質問には一般的に回答しないと明記されているため、もし審査が通らなかったとしても理由を知ることはできません。
審査に時間がかかっている時
審査の結果まで時間がかかっていると「落ちたの?」なんて不安になっちゃいますよね。
結果が遅いからといって審査に通らないと焦る必要はなく、時間がかかってしまう何らかの理由があるからなのです。
主な理由の一つとして、何かのキャンペーンや別件の問い合わせ対応などで業務が忙しいことですね。
リフォームローンは住宅ローンより比較的通りやすく、安定した収入と一定の返済能力があると判断されれば通過する場合が多いです。
時間がかかっている理由は借入先により様々ですが焦らずに結果を待ちましょう。
リフォームローン審査時のポイント
リフォームローンの審査に通るための求められる要件として、毎月安定した収入があることの証明など様々です。
審査時にチェックされるポイントや通過基準の目安についてそれぞれみていきましょう。
審査ポイント①年収
審査で重視される一番の点は年収で、審査基準の目安は最低年収200万円〜300万円となっています。
年収額が多ければ返済能力が高いとみなされて、借り入れ金額のアップも可能に。
年収額によっては最低限の借り入れしかできないことで、リフォーム費用のやりくりが大変になる場合もあるかもしれません。
年金受給者でもリフォームローンが可能なところもありますが、年金収入のみでは条件が厳しくなり借入額が限られてしまうこともあるでしょう。
審査ポイント②勤続年数
勤続年数も重要なポイントで会社勤めなら1〜2年以上、自営業の場合は2年以上の継続した事業収入があるかがみられます。
その為、勤続年数が確認できる健康保険証や在籍証明書などの提出が必要となってきます。
会社勤めの人ならば同じ会社に長く勤めていると有利でしょう。
自営業の人の場合は毎年安定した収入なのかがポイントになるので、過去数年間分の収入証明の提出がベストです。
勤続年数によって安定した収入なのかが判断されます。
審査ポイント③返済負担率
返済負担率とは、年収に対して年間の返済額の割合のことです。
審査基準の目安として、年収250万円未満なら返済負担率は25%以内、年収400万円以上なら返済負担率は35%内という具合に。
合計の負担率があまり高くなると借入可能の金額が減ってしまう場合もあります。
現在利用している他のローンを含めて検討されますが、金融機関は調べることができるため誤魔化しは注意です。
返済負担率の上限に近い金額での借り入れは負担が増すので、ローンの内容をもう一度考え直すことをおすすめします。
審査ポイント④借入時・完済時年齢
金融機関の多くはローンの借入時の年齢、完済時の年齢も重視しているようです。
借入時年齢は上限70歳以下としているところは多いようで、ローン返済への経済力の維持ができるかみられます。
完済時の上限年齢は一般的に80歳頃と定められています。
なので定年退職後にも返済能力があるかどうかもポイントとなっているようです。
審査ポイント⑤健康状態
担保型ローン利用時に、万が一の場合ローン残高を代わりに負担する団体信用生命保険への加入が必要となっています。
健康状態を重視している貸主は多く、生命保険への加入もそのためといえるでしょう。
病気療養中などの時は保険の加入が難しいこともあり、そうなるとリフォームローンは組めない場合もあります。
加入申し込み時に保険会社が病歴や健康状態について独自に調査を実施するので、虚偽の申請はすぐわかるため注意です。
審査ポイント⑥他社からも借入れしている
審査が通らない人の特徴として、他社から借入れしているローンが多いこと。
リフォームローン審査は保証会社が行う場合が多く、他社からの借入れ状況や借入額が調査されます。
過去のローンやクレジットカードなどのからの信用情報を金融機関はその機関に対して照会することができます。
過去に借入で遅延や滞納のトラブルがあれば審査通過は難しい場合があります。
たとえ返済が数日遅れただけと思っていてもその情報は記録に残っているので、信用を大きく落としてしまうこともあるのです。
リフォームローンの審査期間まとめ
今回はリフォームローンの審査期間やポイントについてご紹介してきました。
・無担保のリフォームローン仮審査の結果は早くて翌日。
・有担保の申し込みでも1〜2週間。
・無担保型は短く有担保型は長くなる。
審査の結果を待っている間って本当に長く感じたりしますが、不安にならずに気長に落ち着いて待ってみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。