一度住宅ローンの審査が通らなかった経験をすると、とにかく審査が通るところを探さなければと焦ってしまいますね。
- 一度通らなかった住宅ローンの審査は別のところでは通るのか?
- 審査が甘いといわれる銀行はどんな特徴があり、どう探せばよいのか?
- 審査が甘いといわれる金融機関があるのか?
このような悩みを抱えている読者様は多いと思います。
大丈夫です。一度落ちてしまっても、他の金融機関では通る可能性は十分あります!
この記事では住宅ローンの審査が甘いといわれる銀行にどのような特徴があるのか解説していきます!
又、金融機関をお探しでお困りの方にオススメ3選もあわせてご紹介します!
ぜひ最後まで読んでいただき、自分に合う住宅ローンを見つけ、自信をもって審査にのぞんでください!!
■目次
住宅ローンの審査が甘い銀行はある?通りやすい銀行の特徴4つ
住宅ローンの審査基準って、各金融機関によって違うの。
だから、別の銀行で申請すれば通るということも十分あり得るのよ。
住宅ローンの審査基準はどこも明確にしているところはありません。
ゆえに1社目の銀行は落ちたけども、2社目の銀行では本審査が通った!というような声はよく耳にする方もいるでしょう。
つまり、通りやすい銀行というのはあるのです。
では、それはどんな銀行でしょうか?
ずばり、住宅ローンの審査が通りやすい銀行の特徴は以下になります。
- 地方銀行
- ネット銀行
- 申し込み条件がゆるい銀行
- フラット35を取り扱っている銀行
順番に詳しくお伝えしていきます。
通りやすい銀行の特徴 その1「地方銀行」
地方銀行とは「全国地方銀行協会」の会員である銀行で、各都道府県内など地域に密着した営業基盤を展開している銀行のことを言います。
主に地方銀行、信用金庫、労働金庫の3つをよく聞かれると思います。
なぜ全国どこにでも見かける大手銀行と違って、地方銀行の方が審査が通りやすいのでしょうか。
答えは情報の開示する量が違うためです。
とくに個人の信用情報においては大手銀行の方が審査は厳しいです。
信用情報とは
- 本人を識別するための情報
- クレジットの申込内容や契約内容
- 支払状況
等で構成されたクレジット会社等から登録された情報のことを指します。
他にも大手銀行の審査が厳しい理由としては審査の融通が利かない、提出書類に不備あるとすぐに否決と判定される等があります。
一方、地方銀行は審査しているポイントが少なく、例え個人に借入金があったとしても本審査が通るケースがあります。
公開すべき申込者の情報が少ないため、スムーズに審査が通ることが多いです。
- 審査しているポイントが少ない。
- 公開すべき申込者の情報が少ない。
通りやすい銀行の特徴 その2「ネット銀行」
ネット銀行は今や知っている方も多くなってきたのではないでしょうか?
ネット銀行とはインターネット専用銀行のことを指し、営業上最小限の必要な店舗のみ有している銀行や、実店舗のない銀行もあります。
有名どころで言えば、楽天銀行や住信SBIネット銀行、イオン銀行などがあります。
ではなぜネット銀行が審査に通りやすいと言われているのでしょうか。
それは設立してまだ間もない銀行が多いからです。
だいたい10年未満のものが目安と言われています。
他の銀行に比べるとローンの利用者が充実しておらず、なるべく利用者を増やしたいところが多いです。
そのため、審査する基準や申し込み条件が甘くなっている傾向があります。
又、窓口がない分、金利や保証料で優遇されている場合がありますし、独自の特典を設けている銀行もあります。
- 設立して間もない銀行が多く、自社のローンの利用者を増やしたいため審査基準や申し込み条件が甘くなっている。
通りやすい銀行の特徴 その3 「申し込み条件がゆるい」
通りやすい銀行のその2にもかかわる話ですが、申し込み条件がゆるくなっているところは審査が通りやすいです。
Aの銀行では申し込み条件に当てはまらなかったが、Bの銀行では当てはまっているということは今では少なくはないです。
条件だけ見ても審査が甘いのがわかりますね。
とくに見てほしいのが以下になります。
【年齢】
とくに年齢が高齢になると普通ローンは借りられないとあきらめる方も多いのではないでしょうか。
今では完済予定が満70歳であったり、満80歳までであればローンを組むことができますと言っている銀行も出てき始めています。
できるだけ多くの人に住宅ローンを借りてほしいからこそ、年齢の幅を広げているんですね。
【勤続年数】
勤続年数について気にする方は本当に多いかと思います。
以前は勤続年数はあればあるほどローンに有利であると言われてきました。
今でも有利な点ではありますが、「1年以上であれば申し込み対象」と書かれている銀行も多くなってきました。
ネット銀行やもっと条件のゆるいところになると、「6ヶ月以上の勤務実績」や「継続して安定している」という曖昧な表現でも良しとされてきている銀行はあります。
又、雇用形態の基準も広くなってきており、派遣社員や契約社員でも借りられるようになってきています。
【年収】
勤続年数に併せて気になる点は年収ですよね。
年収の上限も今は緩和されつつあり、年収100万円以上~200万円以上で申し込みを受け付けされている銀行もあります。
この条件で大手銀行を目指すのは厳しいですが、地方銀行やネット銀行ではあっさりと通るケースが多いですよ。
【必要書類】
これについては、以下を見てもらえれば一目瞭然かと思います。
- 大手銀行の例:三菱UFJ銀行住宅ローンの必要書類(一部)
引用:三菱UFJ銀行
- ネット銀行の例:イオン銀行住宅ローンの必要書類(一部)
引用:イオン銀行
大手銀行とネット銀行にはざっと見ただけでも、これだけの差があります。
銀行に提出した情報が多いほど、審査が複雑化し、結果も厳しいものになります。
申し込み条件であげた上記の項目は、どれも住宅ローンの審査を受ける際に気になる点ではあると思います。
ここでも審査の厳しさが見て取れるかと思いますので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 審査を受ける基準が元々低いため、審査が複雑にならず通りやすくなる。
- 年齢、勤続年数、年収、必要書類の欄がゆるいと通りやすくなる。
通りやすい銀行の特徴 その4 「フラット35を取り扱っている銀行」
フラット35とは民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する住宅ローンです。
最長35年まで借入期間を延ばすことができる全期間固定金利住宅ローンです。
なぜ審査が通りやすいと言われているのか。
それはフラット35の審査の観点が他の銀行の住宅ローンと違うところにあります。
1.人的審査(勤務状況や借金の有無、年収など)よりも、物的審査(担保の対象になる物件の情報)に重点を置いている傾向がある。
2.雇用形態や勤続年数に制限がない。
3.保証人が不要。
ただ以前、審査の甘さが問題視されたため、今は明確に「フラット35は審査がゆるい!」と言われなくなってきています。
それを差し引いても、基本的な条件やフラット35の審査観点を加味すると、十分通りやすい住宅ローンであると言えるでしょう。
1.申込時に満70際未満の方
2.日本国籍もしくは、永住許可を受けている方
3.年収のうち、返済に充てることができる割合(=総返済負担率)の基準を満たす方
【総返済額負担率】
年収 | 400万円未満 | 400万円以上 |
基準 | 30%以下 | 35%以下 |
例)年収400万円の方は30%以下 ⇒120万円以下を返済に充てることが可能。
フラット35であっても住宅ローン審査の基準は少しずつ差があります。
1つの金融機関に絞るのではなく、複数の金融機関の住宅ローンを見ると良いかもしれません。
フラット35についての詳しい記事はこちらです。
住宅ローンの審査が甘い銀行3選を紹介!
ではこの特徴を踏まえ、住宅ローンの審査が通りやすいと言われているオススメの銀行を3つ紹介いたします!
- 楽天銀行(フラット35)
- イオン銀行 住宅ローン
- ろうきん 住宅ローン(中央労働金庫)
ネット銀行から2選、地方銀行から1選しました。
楽天銀行(フラット35)
引用:楽天銀行
金利タイプ | 固定金利 |
借入金額 | 100万~8,000万円 |
借入条件 | フラット35に準ずる。 |
返済手数料 | 無料 |
保証会社手数料 | 無料 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 |
借入額×1.10% (楽天銀行以外の返済口座を指定の場合、1.430%) |
団体信用生命保険 |
原則加入。保険料は金利に含む。 (健康上の理由その他の事情で新機構団信に加入されない場合でもフラット35は利用可。) |
(2020年1月現在)
ネットバンクということもあり、フラット35の中でも金利は低めに設定されています。
手続きもネットで完了しますし、楽天ポイントも溜まる仕組みになっているためお得感がありますね。
イオン銀行 住宅ローン
引用:イオン銀行
金利タイプ | 変動金利・固定金利 |
借入金額 | 200万~1億円 |
借入条件 |
|
返済手数料 | 無料 |
保証料 | 無料 |
事務手数料 |
必要 |
団体信用生命保険 | イオン銀行の保険に加入必須。(0円) |
(2020年1月現在)
イオン銀行の住宅ローンは団体信用保険に加入は必須ですが、その他の申し込み条件はゆるいです。
又、イオン銀行の住宅ローンを組むと以下の特典がつきます。
引用:イオン銀行
イオンでよく買い物される方であれば、とくにお得感も満載ですね。
イオン銀行の住宅ローンや特典についても、たくさんまとめておりますので良ければこちらの記事も参考にしてください。
ろうきん(中央労働金庫)
引用:ろうきん(中央労働金庫)
金利タイプ | 変動金利・固定金利 |
借入金額 | 30万~1億円 |
借入条件 |
|
返済手数料 | 無料 |
保証料 | 必要 |
事務手数料 | 33,000円 |
団体信用生命保険 | 加入必須。(0円) |
ろうきんの住宅ローンの審査は、ネット銀行より厳しく、大手銀行より甘いと言われています。
又、組合員であると手数料や金利面で大きく優遇を受けることができます。
フルローンを組むことが可能で、金利タイプもミックスさせることができるプランもあります。
金利ミックスとは、2つの金利タイプを組み合わせるプランです。
それぞれのメリットを活かし、将来の金利変動リスクを抑えることができます。
引用:ろうきん(中央労働金庫)
しかし、審査が甘いとは言えど、一度落ちてしまうとまた最初から手続きのし直し・・・・の繰り返しですよね。
こうなっては時間がどれだけあってもキリがありません。
その場合は、住宅ローン一括審査サービスを利用し、時短してしまうのも一つの手です。
住宅ローンの一括審査については、こちらの記事で紹介しています。
住宅ローンの審査が甘い銀行は?特徴と通りやすい銀行についてのまとめ
住宅ローンの審査が通りやすい銀行の特徴を掴むことはできたでしょうか。
年収の高さや、勤続年数、他に借入金額があるなど、ローンの審査で悩む理由は人それぞれだと思います。
どれに特色のある銀行なのかを掴むことができると、ローンの審査が通りやすい銀行を見つけることができると思います。
以下の特徴はそれを見つけるきっかけになると思います。
しっかりと特徴を覚えて、自分に合った銀行やプランを探してみましょう!
- 地方銀行
- ネット銀行
- 申し込み条件がゆるい銀行
- フラット35を取り扱っている銀行
憧れのマイホームを手に入れる前の最大の難関ではありますが、あと一歩です。
ローン審査を無事に突破し、夢のマイホームを手に入れましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今は空前の低金利ブームなのでプロに一度聞いてみるといいかもしれません。詳しくはこちらを見てくださいね!
もうどこも通るところないのでしょうか。