今契約している住宅ローンの金利を安くしたいと考えている方、多いのではないでしょうか。
そんなときに利用できる選択肢の一つに住宅ローンの借り換えがあります。
今より金利が安い会社から新たに借り直すことで、無駄な出費を防ぐことができる住宅ローンの借り換え。
しかし、現在契約社員の方は、住宅ローンの借り換えができるのか不安ですよね。
「正社員以外はローンが通りにくい」という噂もありますが、住宅ローンの借り換えは契約社員でもできるのでしょうか。
今回は、契約社員のための住宅ローン借り換えについて、審査のポイントやおすすめのローン会社など解説していきます。
■目次
住宅ローンの借り換えは契約社員が不利って本当?
住宅以外のどんなローンでも正社員以外は審査に通りにくいとよく言われていますよね。
そんな噂の真相について見ていきましょう。
契約社員でも住宅ローンは借り換えられる!
結論から言うと、契約社員でも住宅ローンは借り換えられます。
実は、一昔前は契約社員がローンを借り換えるのは難しいと言われていました。
しかし、現代は2020年4月に雇用労働法が改正され、契約社員が働きやすい環境になりつつあります。
将来はより多くの契約社員が増えるだろうと予想されている今の時代に合わせて、非正規社員でも利用できる住宅ローンが増えているんです。
「契約社員だから住宅ローンの借り換え諦めようかな・・・」と心配していた方も、ご安心ください。
正社員に比べると審査に通りにくいことも
しかし、やはり今の時代でも正社員に比べると住宅ローンの審査が通りにくいのが現状です。
大きな理由としては、働く期間が限られている契約社員は正社員よりも収入に安定性がないということ。
長期間払い続ける必要のある住宅ローンは、計画的に返済ができる人に優先して融資が行われる傾向があります。
住宅ローンの借り換え審査は何が重視されるの?
上記の通り、住宅ローン会社は長期の返済を見越した審査を行います。
では、具体的にどういったことが詳しく見られるのでしょうか。
審査の中でも特に重要視される以下の点を、詳しく見ていきましょう。
仕事が安定しているか
一口に契約社員といっても、条件は人それぞれ。
数ヶ月だけの短期契約社員と5年以上の長期契約社員には、仕事の安定性に大きな違いがありますよね。
契約期間が長く契約の更新回数が多い人ほど、仕事が安定していると見なされるようです。
年収はどれくらいあるか
住宅ローンの審査には年収も大きく左右します。
雇用の契約内容やスキル、ボーナスや残業代の有無などにより、契約社員の中でも年収はさまざま。
年収が高い人ほど、住宅ローンの審査は通りやすくなる傾向があります。
返済比率はどれくらいか
返済比率とは、年収のどれくらいの割合を返済額が占めるかという数値です。
できるだけ返済比率が少ない方が、住宅ローンの審査に通りやすいと言われています。
通常は25〜30%が平均の返済比率ですが、契約社員の方は20%を下回るように設定すると良いでしょう。
契約社員が住宅ローンを借り換えできる3つのポイント
正社員と比べると不利な部分もある契約社員の住宅ローン事情。
スムーズに借り換えるために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
潤沢な頭金を用意する
頭金とは住宅の購入費用からローン額を引いた金額、つまり借り入れしない金額のことを指します。
頭金が多いと借り入れ額が少なく済み返済比率も低くなるので、審査の通りやすさはアップします。
ローンを借りた後の家計を圧迫しないためにも、できるだけたくさんの頭金を用意すると良いでしょう。
収入合算を利用する
実は住宅ローンには、一人ではなく複数の人の収入をトータルでカウントすることができる「収入合算」という制度があるんです。
夫婦や親子など、基本的には世帯を共にしている人の収入を合算することができます。
収入合算を利用すると審査対象の年収が上がるため、住宅ローンの借り換えも通りやすくなります。
しかし、会社によってはメイン以外の収入の制限があったり対応が異なるので、借り換え前に確認するのがおすすめです。
他のローンを完済しておく
住宅ローン以外に車やカードなど別のローンが残っている場合は、住宅ローンの借り換えは難しいと言えます。
さらに、延滞の事実があればさらに審査に通りにくくなるでしょう。
反対に、現状借り入れている住宅ローンをきちんと返済し続けていれば大きな信用につながります。
今返済している住宅ローンを滞りなく返済している場合は、借り入れができる可能性が高くなるでしょう。
契約社員におすすめの住宅ローンはこれ!
では最後に、契約社員の借り換えにおすすめの住宅ローンを見ていきましょう。
それぞれ、どういったポイントが良いのかを詳しく解説していきます。
楽天銀行の住宅ローン
契約社員でも安定した収入があれば借り換えできるのが楽天銀行の住宅ローン。
おすすめポイントは以下の2点です。
- 1,500万円を超える借り入れは事務手数料がお得に
- 楽天スーパーポイントが貯まる
住宅ローンの借り換えを検討している時点で、残金が1,500万円を超えている場合は楽天銀行の住宅ローンをおすすめします。
なぜなら、楽天銀行住宅ローンは本来平均で借入額×2.2%の事務手数料が33万円と定額だからです。
引用:楽天銀行住宅ローン
他のネット銀行は借入額が1,500万円を超えると事務手数料が33万円以上になります。
住宅ローンの借り換え先は、ローンの残金に合わせて選ぶとお得に借り換えができますよ。
楽天銀行に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
auじぶん銀行の住宅ローン
インターネット銀行の一つであるauじぶん銀行も、契約社員でも借り入れが可能。
auじぶん銀行住宅ローンをおすすめする理由は以下の2つです。
- 変動金利・10年固定金利が低い
- ガンなどの病気やケガによる入院に備える全疾病保障が無料
引用:auじぶん銀行住宅ローン
会社によっては有給休暇を使いにくいケースも多く、万が一病気になったら職を失う可能性が高い契約社員。
そんな保障が無料でセットされている住宅ローンを選ぶと、契約社員でも安心ですよね。
もしもの事態に備えて、病気に対する保証がある住宅ローンを選ぶと良いでしょう。
フラット35
フラット35とは、住宅金融支援機構と一般の住宅ローン会社が提携して提供している全期間金利が一律の住宅ローン。
そんなフラット35のおすすめポイントは以下の2つ。
- 審査が通りやすい
- 返済スケジュールが立てやすい
引用:フラット35
フラット35には「国民に質の良い住宅を購入してもらう」という趣旨がある住宅ローンです。
そのため物件に対して審査が行われる傾向があるため、職業による借り換えの制限はありません。
さらに借入れをするタイミングで金利含めた返済額が確定するので、返済のスケジュールを借入時にすぐ立てることができますよね。
フラット35について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
住宅ローンの借り換えは契約社員でもできる?のまとめ
この記事でお伝えしたい一番のポイントは、契約社員でも住宅ローンの借り換えができるということ。
ご自身の職業で住宅ローンの借り換えについて迷っている方は、安心いただけたのではないでしょうか。
契約社員でも住宅ローンを借り換えるための主なポイントは以下の4つ。
- 仕事が安定している
- 年収がある程度ある
- 返済比率を低くする
- 他のローンを完済しておく
契約社員の住宅ローン借り換えには、楽天銀行・auじぶん銀行・フラット35の住宅ローンがおすすめ。
読者様のライフスタイルに合わせて、ぴったりな住宅ローンを選んでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。